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ファイナルで再会した2人のレジェンド。日本代表・木暮賢一郎vsイラン代表・シャムサイー、“監督”として初のアジア制覇を遂げるのは果たして──。

アジア最高峰の戦いは、名誉ある一日になる

イランのキャプテン・タイエビも、「日本に対してリスペクトを持っている。世界中が、特別な試合を目撃することになるだろう。僕たち選手は監督の言葉をしっかりと聞き、プランを遂行していきたい。アジア王者の地位を守りたい」と、大会連覇を宣言した。

タイとの準決勝には多くのイランのファンが訪れ、まるでイランのホームゲームのようだった。決勝も同様かそれ以上の雰囲気になると予想されるが、シャムサイー監督は「ここにいるのはプロフェッショナルな選手だけだ。ファンはとても重要だと思っているが、私たちは影響を受けてはいけない。ファンには楽しんでもらいたいし、相手のサポーターが多くてもスタジアムが満員になっていることを見れば、大きな喜びを感じる」と語った。

決勝の展望を問われた木暮監督は「往々にして非常に硬いゲームになりがちだと思いますが、我々はこれまでと変わらずいいディフェンスをして、イランの素晴らしい攻撃に対して、しっかりタイトに守備をしながらも、長い時間ボールを持ってコントロールしていい形で終盤を迎えたい。これは今だけでなく、今まで我々がイランに勝ってきた一つの構図だと思います。そういったものを生かしながらも、我々が持っている最大限のタレントを引き出し、今までで最高のゲームをしたい」と、思い描く試合展開を披露した。

シャムサイー監督も、接戦を予想する。「試合が40分で終わるのか、延長に突入するか、PKまでもつれるかは予言しにくい。確かなことは最初の瞬間から高い集中力を保ち、タフに戦うことだ。私たちにとって重要な試合であり、相手の強さはよく知っている。最高の選手たち、最高の監督がいる。だが、私たちは確信している。自分たちが間違いなくチャンピオンになる。そのための努力を最後の瞬間まで欠かさない」と宣言した。

タイのセサル監督は、準決勝で敗れた後の会見でイランの様々な強みを列挙したうえで、「彼らを倒すためには、完璧な集中力が必要だ」と話していた。これを踏まえて「40分間、集中力を保つためにはなにが重要か?」と問われた木暮監督は、ユーモアを交え「作戦は特にありません。イランは素晴らしい攻撃陣がいますが、私の隣にいるヴァヒッド・シャムサイーがいないことが一番の作戦というか、我々にとっていいこと」と切り返した。

シャムサイー監督も同調し、「私たちは長い間、競い合った。そして現役時代も今も、変わらずに互いをリスペクトし合っている。そして、このスポーツにとってなにより重要なものは、リスペクトやフェアプレーの精神だ。明日は名誉のある一日になるだろう」と、監督として初めて臨むアジア最高峰の戦いに目を光らせた。

両国の象徴的プレーヤーが監督となり、迎える新たなアジア頂上決戦。両指揮官の戦略、采配は、これまで以上に注目される一戦となることは必至だ。

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