最高の一瞬『21歳の笑顔_松山英樹(ゴルフ)』

石川遼と同学年の松山英樹。スタートこそ石川に少し遅れをとった感はあるものの、2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」をアマチュアとして優勝してからは、あっという間に世界のトップ選手の仲間入りを果たしました。

写真はプロ転向した2013年のメジャー「全英オープン」の一コマです。10位タイに入ったメジャー「全米オープン」に続き、この全英オープンでも6位タイとなって、2戦連続トップ10入り。これは日本人選手初の快挙でした。

日本のゴルフ界はさらに大盛り上がりとなり、松山も大変な日々だったと思いますが、一瞬、21歳らしい笑顔を見せてくれたのが記憶と記録(写真)に残っています。

松山も努力型。何かを残す、成し遂げる選手は、やはり飽くなき探求心を持っています。松山と石川を撮り続けてきた一人としては、本音をいうと二人で東京オリンピックに出てほしい。今回は難しくても、両プレーヤーがメジャーで優勝争いを繰り広げられることを願っています。

▼村上航(むらかみ・わたる)

1972年埼玉県出身。東京ビジュアルアーツ卒業後、スポーツ写真のフォトグラファーとして活動を開始。1998年よりゴルフメディア『パーゴルフ』のフォトグラファーとして男女ツアーを中心に担当。ゴルフのほかにもテニスやサッカーなども撮影経験がある。

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