元中国代表が語る「中国と日本の違いはカデット年代」

競争相手がいるから面白くなる

――日本はいつか中国を越えられると思いますか?
お名前:長い間中国が卓球界を支配してきたと思うので、日本が差を縮めて中国に近づくのは当たり前のアプローチです。

中国も、ゲームを盛り上げるために、強い競争相手が欲しいと思っていると思いますよ。

――そうなのですね。
お名前:皆さんお気づきでないかもしれませんが、実は中国も多くの大会で非常に厳しい状況の中で負けそうになりながらも、全員が死地から生還して、最終的に勝ってきたのです。

確実な勝利や簡単な勝利はないのです。競技中に起こりうるあらゆる状況を計算・検討し、それを克服するための練習を行っています。

他の国々が中国との差を縮めていくことは、卓球界にとって良いことだと思います。そうすれば、競技はより激しく、より面白くなるに違いありません。

>>Tリーグ前期MVP郝帥 今後は「限界に挑戦し、できるだけプレーしたい」に続く

文:二株麻依(ラリーズ編集部)

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