レアル、ヴィニシウスが筋肉系の負傷で約6週間の離脱、FWの駒不足に
写真:ヴィニシウス(ロイター/アフロ)
やはり8月25日に行われたラ・リーガ第3節セルタ戦での怪我は軽傷ではなかったようだ。
試合序盤に右太ももの裏を痛め一時はサポーターを巻きプレーを続けたが、その後すぐにピッチに座り込んだヴィニシウスはそのまま前半18分にベンチに下がった。
検査の結果、右足大腿二頭筋を負傷していることが判明したとレアル・マドリードから正式に発表された。
レアルはヴィニシウスの負傷で明らかなFWの駒不足に
ベンゼマのサウジアラビアリーグへの移籍によって、従来の4-3-3のシステムから4-4-2に変更したレアル。
ラ・リーガ開幕からヴィニシウスとロドリゴの2トップで臨んでいた。
試合終盤にホセルとブラヒム・ディアスを投入する流れが基本となっていたが、ヴィニシウスの負傷離脱によってどちらかの選手がスタメンで出場することになる。
しかし、良い選手たちではあるものの決して「ワールドクラス」とはいえないため、ラ・リーガ制覇とCL優勝を目指すレアルにとっては厳しい状況だと判断できる。
単純にFWの駒不足であるのも確かだ。
緊急補強か4-3-3への変更か
現有戦力でフォーメーションを変えずにこのまま戦っていくのは現実的には得策とはいえない。
チームとして明らかな戦力ダウンとなってしまう。
アンチェロッティ監督の選択としては、残りわずかとなった移籍市場でFWを獲得することか、フォーメーションを4-3-3に戻すことのどちらかだろう。
元々FWの駒不足感は否めなかったため、実力のあるFWを1人獲得するのは非常に現実的な判断だろう。
4-3-3へのフォーメーション変更も、慣れ親しんだ戦い方ゆえにリスクなく行えるはずだ。
CFで最も力を発揮するホセルを使う方法もあり、ベリンガムの9番起用も悪くない。
バルベルデであれば、右WGでのプレーが可能だ。
ラ・リーガ開幕から3連勝とスタートダッシュに成功したレアルだが、今後はレアル・ソシエダやアトレティコ・マドリードといった強豪クラブとの試合が予定されている。
9月20日にはCLも開幕する。
果たしてレアルはエースのヴィニシウスが戦列復帰するまで持ちこたえることができるのか、今後の戦い方に注目しよう。
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