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サッカー日本代表、ワントップ問題は古橋亨梧と上田綺世の最強スコアラー2人で解決

写真:上田綺世(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
欧州各国のリーグ戦が佳境を迎えているが、シーズン終了後の6月15日と6月20日に国際親善試合となるキリンチャレンジカップ2023が行われる。

日本代表は6月15日にエルサルバドル、20日にペルーと対戦することになる。

ブライトンの三笘薫やレアル・ソシエダの久保建英には当然注目が集まるが、1トップの起用法にも注目だ。

1トップ問題は古橋亨梧と上田綺世の2人で解決

日本代表には、欧州で活躍する選手が増えてきている。

ブライトンの三笘薫にレアル・ソシエダの久保建英を筆頭に、フライブルクの堂安律、フランクフルトの鎌田大地、シュツットガルトの遠藤航と伊藤洋輝、ボルシアMGの板倉健洋など、欧州クラブでスタメンとして活躍している選手が多い。

さらに、怪我で長期離脱はしているものの、アーセナルには冨安健洋も所属している。

MFやDFといったポジションに良い選手が多く、日本代表でも熾烈なポジション争いが行われてきたが、1トップに関してはなかなかハイレベルな競争は起きていなかった。

しかし、今季は古橋亨梧と上田綺世が欧州リーグで得点王争いを演じるほど実績を残しており、実力も伸ばしていることから、ハイレベルな競争が生まれそうだ。

浅野拓磨は引き続き日本代表に選出されているが、今季公式戦3得点1アシストという結果は、あまりにも低すぎる。

前田大然は公式戦11得点7アシストと良い結果を残したが、スコットランドのリーグであるということを踏まえれば、まだまだ物足りないと言えるだろう。

この2人に対して、古橋亨梧は公式戦31得点4アシストと大爆発しており、上田綺世も21得点2アシストとこちらも得点王争いをしている。

リーグレベルを考慮すると、2人の実績はほぼ同程度であると判断できる。

もちろん、5大リーグで得点王争いをするようなトップFWには及ばないが、それでも古橋と上田は欧州基準でプレーできることを証明しているため、ワントップの主軸として起用し続けるべきだろう。

得点力重視ならば古橋亨梧、連携重視ならば上田綺世か

6月に行われる国際親善試合は、エルサルバドルとペルーとの戦いとなるが、注目は「古橋亨梧と上田綺世のどちらを起用するのか」といった点だ。

理想としては、1試合ずつ先発でのプレーを観たいものだが、おそらくこれまで主軸としてプレーしていた浅野や前田が起用される可能性もあることから、プレー時間はそれほど長くないかもしれない。

古橋亨梧であれば、裏への抜け出しと決定力の高さによって得点が期待できる。

日本代表には三笘薫や久保建英といったアシスト能力にも優れた選手がいるため、連携が取れれば古橋が得点を量産する可能性もあるはずだ。

上田綺世であれば、得点力の部分では若干劣るかもしれないが、その恵まれた体格と身体能力によるポストプレーでも貢献できる。

三笘薫とは大学生の頃から共にプレーしており、久保建英らともオリンピックで共闘しているため、連携力も問題ない。

果たして森保監督はどちらの選手に多くチャンスを与えるのか、6月の国際親善試合2連戦に注目しよう。

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