スポーツチームを活性化。フルスピード流・SNSマーケティング術

「攻め」の広報と「守り」の広報

チームによって異なるものの、古牧氏は「Bリーグは『攻め』の広報が多く、Jリーグは『守り』の広報が多い傾向にある」と感じている。

「SNSに関しては、選手の肖像権に制限をかける動きもあります。ただ、本当のところはファンが拡散してくれたほうが、チームにとって効果的なので、あまり抑え込まないほうがいいです。個人的には『攻め』の広報を拡大していきたいと思っています」

今後の営業方針について、古牧氏は「影響力のあるリーグのチームに訴求していきたい。プロになる手前で、VリーグやFリーグのチームに関与していきたい思いはある」と、プロ化を目指すスポーツへの関心も明かした。

スポーツ団体においては、まだまだ馴染みの薄いデジタルマーケティングの領域だが、データに基づいた戦略作りが行われなければ、ファンとのエンゲージメントは高まっていかない。

すでに他業界では試行錯誤がなされ、成功事例が生まれているからこそ、そのノウハウを持っているフルスピード社がスポーツ市場に参入することには価値があるだろう。

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