最高の一瞬『スピード感を表現_クライミング』

 

クライミングで世界トップレベルの、ヤンヤ・ガンブレット選手(スロベニア)がスピードという種目をやっている写真です。2019年に東京都の八王子で世界選手権があったときに撮影しました。

 

競技のスピード感を出したいと思って、こういう写真にしました。

 

どの位置から撮ろうか悩んだんですが、壁の横に行ってみたらちょうど背景が暗くなるところがあったので、スローシャッターで流し撮りをしたらこういう写真が撮れるのではないかと考えました。

 

よく撮れたと思います。

 

いろいろな選手で試しました。ひと通り同じような撮り方をして写真を見比べて、例えばこっちの写真のブレ方がいいなとか。同じブレ方でもこっちのほうがカッコイイなとか。そうしたなかで髪が跳ねているのところがポイントが高いなと思って、この1枚を選びました。

 

やはりヤンヤ選手のような金髪で長髪だと、体の動きだけでなく髪の動きも映えますね。

 

 

▼髙須力(たかす・つとむ)

1978年東京都出身。2002年より独学で写真を始め、サッカーを中心に幅広い競技を撮影。FIFAワールドカップは2006年ドイツ大会から2022年カタール大会まで5大会連続取材中。ライフワークでセパタクロー日本代表を追いかけている。ANSP(日本スポーツ写真協会)会員。AJPS(日本スポーツプレス協会)会員。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員。

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