• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 注目のロングパー3で痛恨のダブルボギー 松山英樹は初日2オーバーの苦しい発進

注目のロングパー3で痛恨のダブルボギー 松山英樹は初日2オーバーの苦しい発進

松山は初日「72」と苦しいスタート。明日の巻き返しに期待がかかる(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<全米オープン 初日◇15日◇ザ・ロサンゼルスCC ノースC(米カリフォルニア州)◇7421ヤード・パー70>

海外男子メジャー第3戦「全米オープン」の初日が終了した。メジャー2勝目に期待のかかる松山英樹だったが、2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」で、2オ-バー・83位タイと出遅れてしまった。

1番パー5からスタートした松山だったが、1打目がバンカーへ。刻みの2打目も右ラフに捕まり、3打目でもグリーンをとらえきれない嫌な流れ。4打目をパーが狙える位置につけるも、2メートルほどのパーパットはカップの右に外れ、ボギー発進となった。

2番を危なげなくパーで終え、3番パー4では残り101ヤードからパーオンし、4メートルの絶妙な距離のバーディパットを沈めてすぐに取り戻すいい流れに。しかし5番パー4ではピンチを迎える。目の前の木が気になったか、残り200ヤードの2打目は大きくショートし右のラフへ。3打目で寄せきれずさらにスコアを落とすかと思われたが、4.5メートルのパットを沈めナイスパーセーブ。ピンチを凌いだ。

勢いづいたかに思われた松山だが、惜しいパットが続き、思うようにスコアを伸ばせない展開。そんな中で迎えたのは、注目ホールである290ヤードの11番パー3。きょうはティイングエリアが前に設定されており、250ヤードとやや短め。5番アイアンでグリーンを狙った松山だったが、手前のバンカーに捕まってしまう。さらにバンカーショットが飛びすぎてしまい奥のラフへ。やや逆目のラフからの3打目はショートし寄せきれなかった。このボギーパットを沈めることができず、痛恨のダブルボギーとなった。

直後の12番、13番でもグリーンを狙いにいったボールがバンカーへ。12番は寄せワンでパーセーブするも、13番では2パットでボギー。15番パー3でバーディを奪ったが、さらなる巻き返しはならず、2オーバーで初日を終えた。

午後はやや風が出て、グリーンも硬くなった。とはいえ、同組のローリー・マキロイ(北アイルランド)は5アンダーをマークしており、松山も伸ばしたかったところだろう。

ただ、第2ラウンドでの巻き返しは十分にあり得る。松山は2017年大会の第2ラウンドと、22年大会のファイナルラウンドに当時の最少スコア「65」をマークしており、直近の「メモリアル・トーナメント」の第2ラウンドでも「65」で回った。追い上げに期待がかかる。

関連記事