タイガー・ウッズが“第5のメジャー”欠場 次戦はマスターズ?

ジェネシス招待でプレーしたタイガー。次の出場は…?(撮影:GettyImages)

3日の米国東海岸時間午後5時に、次週行われる「プレーヤーズ選手権」(3月9〜12日)のエントリーが締め切られた。動向が注目されたタイガー・ウッズ(米国)は欠場することが決まった。

同大会は“第5のメジャー”とも呼ばれるPGAツアーのフラッグシップ大会。タイガーは2001年、13年と2度制覇している。またアマチュア時代には開催コースのTPCソーグラス・スタジアムコースでの全米アマチュアで3連覇も果たした。現在47歳のタイガーは、19年のマスターズチャンピオンとして、24年大会までプレーヤーズ選手権の出場権を獲得している。

2年前に、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外での自動車事故で右足を大きく負傷したが昨年のマスターズで奇跡の復帰を果たした。今年2月には、自身がホストを務める「ジェネシス招待」で、昨年の「全英オープン」以来、約7カ月ぶりに実戦復帰、予選通過を果たし45位で終えていた。この時には「今後はツアーにフル参戦することはない。今年の目標は四大メジャーに出場すること。足の状態が許せば1~2大会を加える」という意向を示し、「次戦は不明。足の状態次第」としていた。

プレーヤーズ選手権を欠場したことで、次は今季メジャー初戦で4月6日に開幕する「マスターズ」でプレーすることが予想される。また今年の大会には、全英オープンを制したのちに、サウジアラビアの政府系ファンドがバックアップする超高額賞金ツアーのLIVゴルフに参戦、PGAツアーの出場資格を失ったディフェンディングチャンピオンのキャメロン・スミス(オーストラリア)の姿もない。49年の歴史で、前年覇者不在になるのは、14年に腰のケガで欠場したタイガーのみだった。(文・武川玲子)

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