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難コンディションの中、29歳・石田可南子が2位に浮上 好スコアの要因は“悪天候“?

29歳・石田可南子が2位タイに浮上した(撮影:福田文平)

<JLPGA新人戦 加賀電子カップ(96期生) 2日目◇7日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6582ヤード・パー72>

最大瞬間風速は18.9m/sも観測するほど強風が吹き荒れた2日目。出場選手が軒並みスコアを落としていく中、9回目のプロテストで合格を果たした29歳・石田可南子がスコアを2つ伸ばし、トータル2アンダー・2位タイに浮上した。

この日は、6バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「70」。難コンディションの中、出入りの激しいゴルフとなったがスコアを縮め優勝戦線に名乗りを上げた。4番では10メートルのバーディパットを1メートルほどショート。そこから3打を要し4パットを喫する場面もあったが。「QTとかテストとかだと病んでいるけど。ま、いっか」と肩の荷が下りた新人戦ではすぐに気持ちを切り替えられた。

また、「悪天候の方がプレーに集中できる」と結果的にいいスコアに繋がることが多くあるという。「試合ではないけど、ベストスコアを出したのが雨の日。完璧主義な部分があってミスすると許せなくて次のショットに影響することがある。でも、それを天気のせいにできる。ミスしてもこんな天気だし」と好スコアの要因は強風のおかげだったのかもしれない。

新人戦は「ボーナス(笑)」と賞金が貰えることを楽しみにしている様子。「より多く賞金をゲットできるように頑張りたい。練習器具や遠征費など、ゴルフに使うと思う。トラックマンが欲しい」と “初任給”の使い道に胸を躍らせた。「一生に一度きり。みんなで集まっての試合は後にも先にもこれっきり。楽しく回りたい」と最後は笑顔で一年を締め括りたい。(文・齊藤啓介)

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