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荒木優奈が“副賞”にロックオン 一番出たい海外メジャーは「渋野さんが勝った試合」

マーライオンのそばでフォトコール。右端が荒木優奈。(大会提供)

<アジア・パシフィック女子アマチュア選手権 事前情報◇7日◇シンガポール・アイランドCC(シンガポール)◇6343ヤード・パー72>

昨年大会で日本勢最上位の3位タイに入った17歳の荒木優奈(日章学園高校2年)は、今年で2度目の出場。「優勝したい」とリベンジに燃えている。

昨年大会で海外に初挑戦し、そこからオーストラリア、フィリピンでの国際試合に出場。今回のシンガポールで早くも4カ国目だ。「海外の環境に慣れるというのは早くなった。(経験値は)だいぶ貯まりました」と海外遠征も慣れたもの。今年1月のオーストラリア戦「オーストラリアン・マスター・オブ・アマチュア」では完全優勝を飾っている。

今大会に向けては、所属するJGAナショナルチームのメンタルコーチと話し合って目標を立てた。「結果目標は優勝だけど、プレー目標は1日4つバーディを獲る」。昨年大会では“楽しもう”とだけ考えていたが、海外にも慣れてきたいまは、やはり結果も求めていく。そこでプレー目標に重点を置き、「それが結果につながればいいかな」と意気込む。

「だいぶ重要。(優勝を)狙っていきたい」。今大会の優勝者に与えられるのは、アジアNo.1のタイトルだけではない。「シェブロン選手権」、「アムンディ・エビアン選手権」、そして「AIG女子オープン」(全英)。副賞として海外メジャー3試合の出場権も付与される。

そのなかでも、一番出場したいのは「全英」。理由を聞くと「なんとなく(笑)。テレビでいつも見ていて有名」と17歳らしいあどけない言葉が返ってくるが、2019年大会は荒木にとっても強く印象に残っている様子。「渋野(日向子)さんが勝った試合ですよね。出たい。いろんな人が戦っている舞台に行ってみたい」。

火曜日の朝にはフォトコールに出席し、観光名所マリーナベイ・サンズを背景にマーライオンのとなりで記念撮影を行った。楽しみにしていたという観光スポットだったが、「写真撮影で行ったから、(観光が)もう終わっちゃった(笑)」と無邪気に笑う。「あとは(プレーに)集中して頑張ります」と、次は海外メジャーへの切符をつかみにかかる。

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