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【卓球技術】相手に両ハンド攻撃をさせない“攻めのレシーブ” 押し込みレシーブを習得しよう

2021.07.04 文:瀬能吉紘コーチのYouTube 瀬能卓球チャンネルより
相手のバック深くに押し込むような球足の速いレシーブができると、相手に両ハンド攻撃をさせず、自分に有利な展開に持ち込むことができるようになります。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座(瀬能クラブ・瀬能吉紘コーチ)」の第5回では、押し込みレシーブのコツと練習法を、瀬能クラブの瀬能吉紘さんの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。

瀬能吉紘
【瀬能吉紘(せのう よしひろ)】滝川第二高等学校から京都産業大学を経て、現在は瀬能クラブのオーナーを務める。インターハイでは団体5位、シングルス3回戦の経験を持つ。関西の強豪・京都産業大学では関西学生リーグ最多勝や、関西学生卓球選手権ではシングルス3位、ダブルス優勝などの実績を残している。社会人になってからも全日本選手権シングルス、ダブルス、ミックス出場など全国で活躍している。(写真提供:本人)このページの目次

  • [6 【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座]()

押し込みレシーブ

瀬能吉紘(以下、瀬能):今回解説する、押し込みレシーブは、ツッツキや払いに近いレシーブです。

この押し込みレシーブができると、相手は球足の速さに対応できず回り込みができなくなり、またバックで打ちに来ても速くて詰まってしまうようになり、非常に有利な展開に持ち込むことができるようになります。

押し込みレシーブのポイント

瀬能:この押し込みレシーブをするうえでポイントが3つあります。

まず1つ目は、ラケットの角度です。相手のサーブの回転を見極めたうえでラケットの角度を調整して出すことが大切です。

2つ目は、ボールを長く持つ意識です。この押し込みレシーブをする際にボールを早く離してしまうと、どうしても相手コートに安定して返球できなくなってしまうので、できるだけボールを長く持つような意識で打球するようにしましょう。

そして3つ目は、打球時にラケットの先端のヘッドを下に向けて角度を出すことです。

以上のポイントを意識したうえでラケット角度を出したら、あとは角度が変わらないように相手コートに押し込んでいきましょう。その際、ラケットは上や下に動かないように注意しましょう。

こうすることで相手コート深くに球足の速いナックル性のボールを送ることができるようになります。

実際の練習動画 1:16~

## さらに質を上げるコツ

瀬能:さらにこの押し込みレシーブの質を上げるコツを紹介します。

まず、身体や顔が遠いと、相手コート深くにレシーブをすることができなくなるので、この押し込みレシーブをするときには、足を大きく出してボールに顔と身体を近づけて打球するようにしましょう。

また、このレシーブをする際には相手のバックやミドルに深く返球するのがおすすめです。このレシーブはナックル性の伸びにくいボールになっていますので、相手のフォアに送って、待って打たれると相手のチャンスボールになってしまいます。そのため、相手のバック側やミドルを狙うようにしましょう。

さらに、ツッツキやストップをするときと同じラケット角度から入るとより効果的です。そうすることで、相手はストップかツッツキを警戒するため、急にナックル性の深い押し込みレシーブが来ると、落としたり、浮かしたりしてくれることが多くなります。

ぜひこの押し込みレシーブを習得して、レシーブ展開を優位に進めましょう。

実際の練習動画 3:07~

## 動画はこちら 【卓球】両ハンドの時代だからこそ習得すべきレシーブとは!?押し込みレシーブの解説

## 瀬能卓球チャンネル

瀬能卓球チャンネルはこちら

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