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海外メジャーで高校の“先輩・後輩直接対決”が実現 吉田優利「彼女から勉強できたことも多い」

メジャー3試合目で初めて決勝ラウンドをプレーした吉田優利(撮影:福田文平)

<AIG女子オープン 3日目◇12日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>
 
メジャー3試合目にして、初の決勝ラウンドを戦う吉田優利。強い風が吹いたり、止んだりするタフなコンディションのなか、「すごく曲がり幅の計算が難しかった」とショットで頭を悩ませた。ただそれ以上に、“あと一筋”という場面が目立ったグリーン上で歯がゆさを感じる。

そのパッティングについては、「読みが違った。日本みたいに傾斜表もないし、自分で感じ取って打っていかないといけないので、その部分は大きい」と分析する。これも海外と日本の違いだが、そのまま今後への経験にもつながる。ほかにも「日本と違ってティイングエリアの前後(移動の差)が激しいところも多くて、狙うところを急に変えないといけない。コースを把握して回りたい」など、吸収することは多い。
 
3日目は西郷真央との同組で、日本人ツーサムが実現。吉田が1学年上の2人は、千葉県の麗澤高の先輩・後輩にあたる。日本ツアーでは、今年の「ブリヂストンレディス」予選ラウンドなど、過去に17回一緒にプレーしているが、今回は海外メジャーの決勝ラウンドでの“直接対決”になった。「ひさしぶりに一緒に回った気がする。彼女のプレーから勉強できたことも多い。あすに向け、自分もこれから調整したい」と、刺激ももらえたようだ。
 
トータル2オーバー・44位タイで迎える最終日。風が吹き抜けるコースでは、再びその戦いが待つことも十分に考えられる。「もちろんミスをしたくないという気持ちはでてくるけど、それもゴルフ。もっとうまくなっていきたいです」。ことし日本でメジャー初優勝を遂げた23歳は、英国のコースにもしっかりと順応し、ひとつでも上の順位を目指していく。(文・間宮輝憲)

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