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「野球界を変えた男だ」球界屈指の“変人”が大谷翔平を大絶賛! MVP懐疑論も「どう考えても今年はオオタニ」と一蹴

二刀流の快進撃で球界を騒然とさせた大谷(左)。そんな天才スラッガーをペンス(右)が称えた。(C)Getty Images
米東部時間12月2日0時にMLBで実施されたロックアウト。すべての球団施設が封鎖され、選手獲得交渉などあらゆる業務が凍結された。

米球界全体が停滞感に包まれているなかでも、日本が世界に誇る偉才の話題は尽きない。米スポーツ専門メディア『The Athletic』のポッドキャスト番組「Baseball Varistor」に出演した元サンフランシスコ・ジャイアンツの外野手のハンター・ペンスは、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平を「野球を変えた男だ」と褒めちぎった。

今季の大谷の快進撃は凄まじかった。打者として打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁を記録し、投手としても23試合で9勝2敗、防御率3.18をマーク。シーズン終了後にはMLB史上19人目となる満票でのMVPに選ばれた。

名実ともに球史に残る大スターとなった。そんな27歳のサムライの快進撃を「私が目撃した史上最高のシーズンのひとつだ」と称賛したペンスは、2004年に45本塁打、OPS1.422、232四球という驚異的なスタッツを残したバリー・ボンズを引き合いに絶賛した。

「ボンズにしても、オオタニにしても、常識外れなことをやったんだよ。僕は物語が展開していくにつれて、オオタニがどれだけ二刀流を続けられるかということが気になっていた。1年通してこんなことができるはずがないと思っていたんだ。でも、彼は1年やり切ってしまった。彼が今年したことはいくら称賛してもし足りないね」
去るMVPの満票選出においては、2位のブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)との差に批判的な意見も挙がった。しかし、かつて米誌『Sports Illustrated』で「野球界の変人TOP15」にも選出されたペンスは、「どう考えても、今年はオオタニがダントツのMVPだ」と、一部で巻き起こった懐疑論を独自の理論で一蹴した。

「オオタニが今年の顔であるという僕の思いを揺るがすことはできないよ。野球の常識を変えるという感動をあらゆる人に与えたんだからね。たしかに彼らはプレーオフには出場しなかったけど、間違いなく彼の二刀流は史上最高のシーズンのひとつだ」

シーズン終了後も止む気配が一向に見えない大谷への賛辞。ロックアウトで先が見えない米球界だが、エンジェルスの背番号17の活躍が来季も明るい話題を提供してくれると期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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