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上がり3ホールで『-4』のカムバック 西村優菜は「最後は根性で乗り切った(笑)」

西村優菜は終盤に粘り。いざ上位フィニッシュへ(撮影:福田文平)

<AIG女子オープン 3日目◇12日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>

前半4オーバー、後半は11番パー5でこの日初バーディとするも14番でボギー。苦しいムービングデーを過ごしていた西村優菜だったが、“らしい”粘りが最後に実った。上がり3ホールで1イーグル・2バーディ、『-4』のカムバックに成功。3日目をイーブンで切り抜けた。

華麗なる3ホールの幕開けは16番から。510ヤードのパー5。ティショットを残り215ヤードまで運び、9番ウッドでの2打目は13メートルに乗った。「正直入ると思っていなかった。距離を合わせればいいかなと思って打ったので、ラッキーだった」と運を味方につけながらこのロングパットを流し込み。2日連続でイーグルを記録した。

「あと2ホールあるからゼロに戻せるチャンスがあるな」と気持ちを奮い立たせると、17番パー3では4メートル、最終18番パー5は2メートルを決めて連続バーディを奪取。「前半が悪かったぶん、きょうのラウンドが良かったという感じがないですけど」と一日振り返るが、順位は28位タイから17位タイまで浮上した。

「なかなか自分の流れにできなくて、ちょっと悔しい前半を過ごした。最後は根性で乗り切ったというか(笑)」。手応え的にはあんまり、といった様子だが、“終わりよければすべて良し”という言葉があるように、上位フィニッシュをうかがえる位置で最終日を迎えることができる。

今季メジャー最終戦の最終日。「あしたも風が強い予報で、また難しいラウンドになると思う。しっかり耐えながらチャンスホールでしっかりとってというマネジメントができれば」。ラスト18ホールは、序盤から伸ばす一日にしたい。

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