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安田祐香のオフは“お肉”と“ゴルフ漬け”? 「旅行はたぶん行かない(笑)」

安田祐香がゼクシオのイベントに参加。オフの過ごし方は?(撮影:ALBA)

今季初シードを獲得した安田祐香が15日、兵庫県・小野東洋ゴルフ倶楽部で行われた「ゼクシオドリームカップ2023 プロアマ」に参加。ラウンド後に行われた取材では、来季の目標に向けたオフの過ごし方を語った。

安田は3年連続の出場。最終18番ではカラーから15メートル以上のパットを華麗に流し込み、参加したアマチュアを沸かせた。「ゼクシオを使っている方が多くていいな~と思いました。スクランブルなので協力し合って、皆さんが楽しくプレーできているなら良かった」とイベントを振り返った。

2022年のメルセデス・ランキングでは53位と惜しくもフルシード獲得を逃し、今季もリランキングを突破しながら一年間を戦った。そして初シードを手にし、出場選手が限られる“エリートフィールド”の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」にも出場。キャリアハイといえるシーズンを送ったが、“優勝”の二文字には手が届かなかった。

「シードを獲れたのは良かったけれど惜しい試合が多かった」。この一年間を振り返れば、いい試合よりも悔しかった場面ばかりが頭に思い浮かぶ。「フジサンケイレディス」、「スタンレーレディスホンダ」では2位、“ホステスV”をかけて最終日最終組で回った「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では11位に終わった。

リコーが終わってから自身のスタッツを確認して、“あと一歩”の原因を考えた。「あまり言いたくないけれど、パターの重要性が分かった。パーオン率はこのままキープしてショットの精度を上げて、もっとパターの練習をしたい」。昨季から6%以上も上がったパーオン率(71.3262%、全体17位)により磨きをかける一方で、パーオンホールの平均パット数『1.8187』で46位に終わったグリーン上について改善を求めていく。

かたや、クリアした目標もある。オフに1~2キロ体重を増やしてシーズン中は落とさないようにと“体重管理”を課題のひとつに上げているが、夏場も「数百グラム」しか落ちずにキープすることができた。「魚介類が嫌いなので、お肉をたくさん食べたい。好きなものを食べて、できるだけお腹を空かせないように」と、これはこの冬、そして来季も継続して行っていくつもりだ。

オフのプライベートはというと、23歳の誕生日を迎える24日“クリスマスイブ”は「ご飯は食べると思うけど取材が入っています(笑)」といい、1月末頃からは「ゴルフメイン」の沖縄合宿を行う予定。シーズン中にできなかった“遊び”もオフの醍醐味(だいごみ)のひとつではあるが、「旅行は行きたい。でもなるべく入れないようにしていて…」とプライベートの時間はあまり多く取らないという。「息抜きは必要。本当は下呂温泉(岐阜県)に行きたいけれど、たぶん行かないと思う(笑)」とポツリ。「(地元の)兵庫の温泉かな」とつぶやいて笑う。

「初めてシードを獲れたので、自分の体を大事にしたい。休む試合も決めて、計画性を持って、試合に挑みたい。そのためにはオフもしっかり準備するし、続けていければいいと思う」。来年“年女”を迎えるプラチナ世代。念願のツアー初優勝を目指して、オフはゴルフ漬けの毎日になりそうだ。(文・笠井あかり)

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