• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • まもなく“春到来” 川崎春花がコロナからの完全復活へ今季初の60台「新たな気持ちで」【トップ選手のコメント集】

まもなく“春到来” 川崎春花がコロナからの完全復活へ今季初の60台「新たな気持ちで」【トップ選手のコメント集】

“はんなり春ちゃん”が今季初の60台で首位発進(撮影:福田文平)

<アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 初日◇24日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6565ヤード・パー72>

開幕戦は新型コロナウイルス感染で、まさかの欠場。復帰戦となった第2戦は予選落ち、そして先週は52位タイとなかなか本領発揮できなかった川崎春花が、初日を終え5アンダーをマーク。5人が並ぶトップのひとりになった。60台も今季初と“完全復調”に近づいている。

「パッティングで長いのや、ミドルパットも入ってくれてこのスコアになりました」。開幕前に降った雨の影響で重くなったグリーンを攻略し、昨年10月の「樋口久子 三菱電機レディス」以来となる首位発進。前半7番からの3連続バーディでは、9番で12メートルをねじ込んだ。13番ではボギーも叩いたが、6つのバーディは上出来だ。

コロナ感染の際、クラブを握れない隔離生活を送ったことで感覚は戻り切ってはいない。パッティング面もそのひとつで「先週も悪かったんですけど、今週はけっこう練習をして、カップに入れるよりもいいパッティングをすることにフォーカスしました」と、ストローク面に意識を置いた。『距離感を合わせよう』というキャディからの助言もあり、グリーン上に置いたペットボトルにボールを当てる練習などを繰り返してきた。

「徐々に感覚も戻ってきている」段階で、しっかりとトップに立つのはさすがといえる。昨年メジャーでのツアー初優勝など2勝を挙げブレークした実力が、さらに発揮されそうだ。「新たな気持ちで自分で決めたことを最後までやり抜けるように頑張りたいです」。いよいよ“春到来”の予感。おっとりした京都弁交じりに決意を示した。(文・間宮輝憲)

その他、首位の選手たちのコメント

■藤田さいき
「とてもいいスタートが切れているので、あと2日間頑張ってバーディをもうちょっと獲りたい。すごく絶好調とは正直言えない状態ですが、その中では頑張っているかなと。朝起きたら、どこかしら痛い。(開幕から)4戦目なので少し体も疲れてきています。ショットがビタビタついているという感じではないけど、思ったよりスコアが出ているなぁという感じでやってます」

■山内日菜子
「ショットもまあまあ良くて、ビタビタ寄ってるわけじゃなかったんですけど、無理せずで乗せて、そのパターが入ってくれた感じ。(地元・宮崎の大会で)ほかの試合とは、毎回ちょっと違う緊張感がありますね。知ってるコースだし、周りを見ても知ってる顔の方たちがいっぱいいるので、逆に安心できる。調子自体は去年も良かったし、もうちょっと自信を持とうと思って。もっと私は上に行けるんだっていう気持ちで練習もやってました」

■吉田優利
「久しぶりのボギーフリー。シーズン入ってからずっと目標にしていました。すごいいいプレーができたと思います。オフはベースの底上げ、スイングの精度を高めていました。毎日課題も違ったし、日々進化していく過程できょうのプレーに生きていると思います。80点以上はつけていいと思います。明日は伸ばし合いになると思うので、そこに食らいついて、またボギーフリーを目指したい」

■若林舞衣子
「今週はパッティングがすごくいいフィーリングで打ててる。外したときのアプローチもきょう1個いいのがあったし、長いのも入ってくれました。シード選手と違って、リランキングまでに結果を出さなければいけないプレッシャーはもちろんあるんですけど、去年は焦りがあって、いい成績が出せなかった。今年は少ない試合の中でいかに焦らずやるかっていうのを課題にスタートしてるので、焦らずやっていきたいなって思います」

関連記事