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J・パグンサンが異例の失格処分 先週マイナビABCチャンピオンシップで過少申告発覚

ジュビッグ・パグンサンが競技終了後に失格となった(撮影:福田文平)

<三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目◇10日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

すでに競技成立していた国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」(11月2~5日)の最終成績表が訂正されることになった。ツアー通算2勝の45歳ジュビック・パグンサン(フィリピン)が過少申告のため、11月10日に失格処分となったためだ。

大会の各ラウンド終了直後であれば珍しいことではないが、翌週に発覚して失格処分になることは、きわめて異例。

JGTO(日本ゴルフツアー機構)によると、パグンサンはマイナビABCチャンピオンシップの最終ラウンドを「72」でプレーし、トータル15アンダー・8位タイに入った。だが、今週の8日(水)になって、本人から『提出したスコアが間違っていた可能性がある』旨の申し出があったという。

確認した結果、最終18番パー5の『8』は誤りで、本来は『9』であったことが発覚。競技委員会で協議を行い、競技成立後ではあるが、ゴルフ規則20.2e(20)に則り、失格処分を下した。

すでにJGTO公式サイトのマイナビABCチャンピオンシップの最終成績表、賞金分配、部門別データなどは訂正済みとなっている。

■ゴルフ規則20.2e マッチの結果が最終となった後、または競技が終了した後にプレーヤーを失格とすること(一部抜粋)
(2)ストロークプレー。通常、ストロークプレー競技の終了後は罰を追加したり、訂正してはならない。しかし、競技が終了した後であっても、次の場合にはプレーヤーを失格としなければならない。

・プレーヤーが、1ホールでも実際のスコアより少ないスコアを提出した。
ただし、罰を受けていたことを競技が終了する前には知らなかった1打、または複数の罰打を含めなかったことがその少ないスコアの理由であるときを除く。
・プレーヤーが、競技終了前に、罰が失格となる他の規則に違反していることを知っていた。
・プレーヤーが知っている規則や罰の適用を無視することに別のプレーヤーと同意した。

委員会は、競技が終了した後に規則1.2(重大な非行)に基づいてプレーヤーを失格とすることもできる。

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