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兄・遼からのエールに石川航が冷静ツッコミ?「そりゃそうだろ(笑)」

石川航は「72」で後退。最終日は初のトップ10入りをかけて戦う。(撮影:ALBA)

<横浜ミナトChampionship ~Fujiki Centennial~ 3日目◇5日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7231ヤード・パー71>

19位タイから出た石川遼の弟・航は、3バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」。トータル2アンダーで順位を24位タイに下げた。「風が強まってきたことで、苦手なアゲンストのホールで落としてしまった。そこで崩れてしまって残念」と、風速6.5メートルを記録した風に悩まされた。

前半は、2バーディ・ノーボギーと順調にスコアを伸ばしていた。しかし、インコース最初の10番パー4で落とし穴が待っていた。ティショットはフェアウェイに置いたものの、そこから突如アゲンストの強い風が吹き、7番アイアンでのセカンドショットは左に外してしまった。そこから3打目のアプローチもグリーンに乗せることができず、4オン2パットのダブルボギーを喫した。「アゲンストの風だと、距離感や左右のブレも大きくなってしまう。そこでスピンを抑えて打つとか、色んな状況に合わせたショットを練習する必要があるなと思いました」とショットのバリエーションを課題に挙げた。

その後も風に適応できず、スコアを1つ落としてのフィニッシュ。「前半は流れが良かったのですが、最後までそれを生かせなかった。もったいなかった」と肩を落とした。

前日に予選落ちとなった兄の遼からは、メディアを通じて「もちろん応援している」とエールを受けた。それについて感想を聞かれると「そりゃそうだろ(笑)」とおどけて場を和ませた航。それから真剣な表情で「応援してくれているというのは、すごく伝わってきます。小さい頃から尊敬していて、ゴルフをやっているのも兄の影響が大きい。感謝しています」と続けた。

明日の最終日は、プロ入り後初のトップ10入りがかかる重要な一日となる。「今日はスコアを落としましたが、明日は自分の実力を出せるように。しっかりコースマネージメントをして、頑張りたいと思います」。兄の分まで弟は奮闘を続ける。(文・神吉孝昌)

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