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「グリーンに乗ったら100点満点」 石川遼自身も驚く4番パー3でのホールインワン! 昨年大会に続き日米合わせて6度目

石川遼が人生8度目のホールインワンを達成(大会提供)

<中日クラウンズ 3日目◇29日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
 
首位との5打差を追ったムービングデー。石川遼は1、2番を連続バーディでスタートすると、4番パー3ではホールインワンを達成し、4ホールで一気に4つ伸ばして、一時は首位と1打差まで迫った。

「狙ったところの多分1ヤードくらい左には落ちているけど、ほとんど狙ったところ。右からの横風に距離感を合わせるのがすごく難しくて、そこがショット的には良かったと思います」と、会心のショットを振り返る。ピンの右手前に着弾したボールは、右からの風にも押されながら、ほぼジャストタッチでカップに吸い込まれた。ギャラリーからは大きな拍手と大歓声が起こり、石川は同組の中島啓太と抱き合った後、手を振ってギャラリーに応えた。
 
きょうは実測171ヤードの4番パー3は、「逃げ場がないというか、4日間ともグリーンに乗ったら100点満点」と、エースは完全に「想定外」。先に打った同組の嘉数光倫の球を見て、「風の流され方は参考になりました。8番アイアンでドローめというよりも、ストレート回転で162ヤードのところに落とした」と1ヤード刻みで距離感をイメージし、完璧にコントロールした。
 
石川は昨年大会の3日目、7番パー3でもホールインワンを達成しており、試合でのホールインワンは日米合わせて6度目。「プライベートは相変わらず少ない」と1回、試合での練習ラウンドの1回と合わせて生涯では8度目のエースとなった。「ホールインワンをこんなにするゴルフ人生と思ってなかったです」と笑顔を浮かべる。
 
そのホールインワン以降は、2バーディ・3ボギーとスコアを伸ばせず、首位と6打差のトータル5アンダー・6位タイで最終日に進む。「明日も非常にいいメンバーが上にたくさんいるので、バックナインで可能性のある位置でプレーしたいですね」。最終日に「58」を出して大逆転優勝を遂げた2010年以来の大会2勝目を目指す。
 
【石川遼のホールインワン】
国内男子ツアー
・2010年「アジアパシフィックオープン」第2R 6番パー3(187ヤード、8I)
・2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」第3R 17番パー3(228ヤード、4I)
・2022年「中日クラウンズ」第3R 7番パー3(181ヤード、8I)
・2023年「中日クラウンズ」第3R 4番パー3(171ヤード、8I)
 
米国男子ツアー
・2013年「プエルトリコオープン」第3R 8番パー3(185ヤード、6I)
・2015年「クイッケンローンズナショナル」第1R 4番パー3(178ヤード、8I)

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