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有村智恵が大ギャラリーに「最高!」 想定超える集客、自身発案大会でうれしい悲鳴

優勝の森美穂(左)、香妻琴乃(右)とともに笑顔を見せる有村智恵(大会提供)

<エイジェックLady Go Cup 最終日(1日競技)◇19日◇セブンハンドレッドクラブ(栃木県)>

「エイジェックLady Go Cup inとちぎ」が栃木県にあるセブンハンドレッドクラブで開催された。30歳以上の女子プロゴルファーによるダブルストーナメント、Lady Goカップの2023年第2戦となる今大会はプレーオフの末、森美穂、香妻琴乃ペアが初優勝を飾った。

発起人の有村智恵は、1番ホールに詰めかけたギャラリーを見て感無量だった。自身は今大会プレーヤーではなく中継の解説として現地に入ったが、1番ティイングエリアを何重にも取り囲むギャラリーに選手時代とはまた違う高揚感があった。

発表されたギャラリー数は586人。もちろんレギュラーツアーなどとは比ぶべくもないが、1日のツアー外競技としては異例の盛り上がりがコースを包んだ。1番では選手紹介の際、ゴルフ専門動画アプリ「ALBA TV」でのLIVE配信を使った盛り上げも行われ、「最高でしたね! あの雰囲気」と何度もうなずいた。

当初6時45分を予定していたギャラリーバスの発車は、出発の40分前には2台が満車となり、予定を大幅に繰り上げた。ツアー初の有観客試合とあって集客の面は不透明だったが、予想を上回る来客数に「みなさんがここまでの熱量を持ってきてくれているのがうれしい」。想定外の事態に無線でドタバタと繰り広げられる裏側の苦労も、発起人としてはうれしい悲鳴だ。

自身は妊活によるツアーの休業中。今大会は裏方に徹したが、ギャラリーの中でプレーする同じ30代以上の仲間たちの生き生きとした表情が何よりうれしい。「自分たちの居場所とか、自分たちに何ができるか悩む時期が30代にはあると思う。これだけの人が応援してくれるのを活力に、また日々の活動ができると思う。そういった元気、勇気をもらえる大会になったらいい」。有村自身がもらったものも少なくなさそうだ。

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