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今季25回目の予選落ちでシード権を失った小倉彩愛 QTは「泥臭くプレーできたら」

シーズン中盤から極度の不振。小倉彩愛が1年でシード権を喪失した(撮影:上山敬太)

<大王製紙エリエールレディスオープン 2日目◇17日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

昨シーズン、メルセデス・ランキングで50位に入り、自身初シードを獲得したプラチナ世代の小倉彩愛(おぐら・さえ)。しかし、今シーズンは4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の11位タイが最高成績で、先週まで予選落ちは24回。メルセデス・ランキング102位で今大会を迎え、優勝しても逆転でのシード権を掴むことができない状況だった。

一矢を報いたい今週だったが、結果はトータル6オーバー・85位に終わり、今季25回目の予選落ち。今シーズンを振り返ると、「オフの調整がうまくいかなくて、不安な状態で3月の開幕を迎えてしまった。ショットがなかなか上手くいかなくて、ドライバーが左右に散ることもあって、アイアンもなかなかピンへまっすぐ飛んでくれなかった。そこが自分の武器だと思っていたので、うまくスコアを作っていけなかった」と苦しい胸の内を明かした。

さらに、夏場の7月で熱中症にかかったことも影響があったようで、「6月下旬の『資生堂レディース』あたりからちょっとつかんできたことがあって、ここからという時に体調崩してしまった。そこからクラブを1週間ほどぐらい握れなかったので、体の部分もゴルフの部分もうまく調整できずに終わってしまったという感じです」ともどかしさを感じていた。

今季シード権を持っていた小倉は、クォリファイングトーナメント(QT)のファイナルステージ(11月28~12月1日、葛城ゴルフ倶楽部宇刈C)に出場し、来季の出場権獲得を目指す。「QTまでそんなに時間もないのでしっかり修正できるかって言われたら、ちょっと不明なところでもあるのですけど、スコアだけに集中して泥臭くプレーできたらいいなと思います」と今季の悔しさをQTにぶつける。(文・神吉孝昌)

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