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心臓の動きが半分に落ちても『ふくらはぎ』を鍛えていれば助かる?【心筋梗塞からのフルスイング】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

山崎泰宏の強じんな『ふくらはぎ』が命を繋いだ?(撮影:近澤幸司)

昨年4月にドラコン大会の会場で心筋梗塞を発症したドラコンプロの山崎泰宏は、手術により一命をとりとめ、その後、ドラコンプロとして現役復帰を果たす。誰もが不可能と考えた山崎の復活劇を追ったドキュメント。

死の淵から復活した山崎泰宏、フルスイングで320ヤード超え!【動画】

今回のテーマは、命を繋いだ『ふくらはぎ』。

山崎泰宏は、心筋梗塞に見舞われ長時間放置すると過誤を犯しながらも自分が死なずに済んだのは、「ふくらはぎの筋肉が強かったからだったと思います。ふくらはぎを鍛えていなかったら死んでいたかもしれない」という。

確かに、ふくらはぎは『第2の心臓』とも言われ、筋肉が縮んだりふくらんだりしてポンプのように血液を心臓がある上へと押し戻す役目をはたしているというが、では本当に山崎は強いふくらはぎを持っていたから助かったのだろうか。まず、手術後の心臓がどれほどのダメージを受けていたのか、担当医の宇部興産中央病院の循環器内科医長の濱田頼臣医師に聞いてみた。(※心筋梗塞の体験を多くの人に伝えたいという山崎泰宏の強い思いから、濱田頼臣医師には特別に許可をいただいて取材しています)。

「心臓は、大きくなったとき(拡張)と小さくなったとき(収縮)の差し引き分が全身の血液として拍出していくわけです。一般に拡張時に比べて60%くらい縮小すれば心臓の筋肉の動きは正常とされるのですが、山崎さんの場合は心筋梗塞が広範囲に起きていて、その数値が30%くらいになっていました。つまり、心臓の動きとしては一瞬で半分くらいになってしまったということなんです。もう少し早く来てくれていれば、もっと助けられたと思うのですが」(濱田医師)

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