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平均飛距離は約230ヤード “飛ばない”オリンピアン、A・アショクが強い理由 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

8時間をショートゲームに費やす日もあるというアショク(撮影:福田文平)

東京五輪ゴルフ競技(女子) 2日目◇5日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇6648ヤード・パー71>

23歳にして2度目の五輪、インドのアディティ・アショクが「66」とスコアを伸ばし、首位と4打差のトータル9アンダー・2位タイで3日目に向かう。

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細身の体に、ドライビングディスタンスは約230ヤードと飛距離で遅れをとっているが、リオ五輪のメダリストや世界トップ10が全員集う中で堂々の活躍。「グリーンがトリッキーで、どれだけ短いクラブで打てるかだけでなく、いいショットとパットが必要。そういう点ではあまり不利にはならないと思う」とボギーフリーの5バーディの好プレー。米ツアーでも上位につけるパッティングをはじめ、ショートゲームを磨いて飛距離を補ってきた。

「子どものころは体が弱く、1〜2時間もボールを打ち続けることができなかったから、そのぶんショートゲームをたくさん練習してきた」と、チッピングやバンカーショットを1日8時間やり続けたことも。「グリーンを外してもパーを獲る自信があるから、他の選手に40〜50ヤード置いていかれてもやってこられた」と、五輪の舞台でもいかんなく小技を発揮した。

18歳で出場したリオ五輪は、8位タイで週末を迎えて母国をにぎわせた。その週末に崩れて41位タイに終わったが、今回は「しっかり集中して、積極的にバーディを獲っていきたい」とメダルを狙う。インドでは、友人が睡眠時間を削って応援してくれている。「できれば、母国の人たちにもっと五輪を見てほしい」。メダルを掲げての凱旋を目指して週末に向かう。

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