【2023年】マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー優勝者まとめ

2023年シーズンのマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーは全15試合の開催となった。各大会で優勝を果たした選手を一覧にして紹介していく。

開幕戦「マイナビカップ」

政田夢乃(23歳)【プロフィールはこちら】

2023年シーズンの優勝トップバッターに輝いたのは政田夢乃だった。2日間競技で、初日を1バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの3オーバー・3位タイで終える。迎えた最終日は、 朝から強風と雨の悪コンディションの影響でスコアを崩す選手が続出するなか、政田は前半を3バーディ・ノーボギーの会心のゴルフで、イーブンパーにスコアを伸ばして首位タイへ浮上。

後半は出だしで3連続ボギーとし順位をいったん落としたが、吹きつける強風と雨の影響で周りもスコアを落としており、最終ホールまで政田と林亜莉奈、山本彩乃のトップ争いとなる。結果、政田、林、山本の3人がトータル5オーバーで18番を終え、プレーオフへ突入。5ホール目で政田が優勝を決め、今季1勝目を飾った。

「そこまで緊張するタイプではないので、プレーオフは集中しつつ、楽しみながらと思っていたんですけど、風が強すぎて毎回ピンチになってしまい頭フル回転で頑張りました! 優勝の瞬間も嬉しかったけど、プレーオフ3ホール目の長めのフックラインのパットが決まったのは、なかなか入るラインじゃないので嬉しかったです」(政田)

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■悪天候のなか何度もあったピンチに「頭フル回転で頑張りました!」【記事】

第2戦 PGMシリーズ「withGolf Cup」

坂口瑞菜子(24歳)

昨季何度も優勝争いに敗れ、人一倍悔しい思いをしていた坂口瑞菜子。2日間競技の最終日、坂口は首位に1打差の2アンダー2位タイからのスタート。他の選手がスコアを落とすなか、2バーディ・2ボギー「72」でラウンドし、トータル2アンダーでツアー初優勝を挙げた。

「これまで何度も優勝争いをしたんですけど、その全部が最後にボギーを打ったりするという負け方だったので、すごく悔しい思いをして、本当にたくさん悩みました。ゴルフのことを考える時間が前よりもとても増えて。この優勝で、悩んでいたことが克服できたと感じたのでとても嬉しいです」(坂口)

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第3戦「Sky ALL Sky Ladies Cup」

徳田葵(24)

渋野日向子のひとつ後輩である徳田葵がマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー初出場で初優勝を挙げた。前半のハーフを1バーディ・1ボギーのイーブンパーで回った徳田が、後半はボギーなしで4つのバーディを奪い、4アンダーでフィニッシュ。クラブハウスリーダーで後続にプレッシャーかけた。

そのプレッシャーに負けじと、土方優花が11番ホールから14番まで4連続バーディを奪取。勝負は、徳田と土方のプレーオフへ。プレーオフは1ホール目で、徳田が7メートルのバーディパットを決めて決着がついた。

「きょうはパターが入ってくれました。グリーンが難しいコースなので、耐えてバーディがきたらラッキーと思っていました。勝ちたいと思わないようにして、順位を確認することもしませんでした。それがよかったのかもしれません。楽しくプレーできましたし、きょうは緊張がなくて、集中力につながったのが結果に結びつきました。こんな大きな大会で勝てたのは、本当にうれしいです」(徳田)

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■「Sky ALL Sky Ladies Cup」【成績&スコア】
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第4戦「Sanrio Smile Golf Tournament」

坂口瑞菜子(24)【プロフィールはこちら】

坂口瑞菜子が3バーディ・ノーボギーの「69」でツアー2勝目を挙げた。ボギ―なしは「久しぶりでした。ピンチらしいピンチもあまりなくて、スムーズに回れました。パーオンを外したのも3ホールぐらい。そのうち2回は難しいアプローチだったんですけど、うまく寄せることができてパーを拾えたのがよかったです」(坂口)と振り返った。

「優勝したときは気持ちをあまり上下させないように考えてやっていたのに、その後うまくいかなくて…。ショットの調子がいいだけに『メンタル大事だなー』と感じてました。今回は調整することができて、いい流れをつくれました」(坂口)

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■「Sanrio Smile Golf Tournament」【成績&スコア】
■坂口瑞菜子 優勝インタビュー【動画】
■ボギーなしの安定ゴルフで今季2勝目「優勝できる流れではなかった」【記事】

第5戦「マイナビカップ」

政田夢乃(23)【プロフィールはこちら】

今季開幕戦を制した政田夢乃が立浦琴奈とのプレーオフを2ホール目に制し同ツアー3勝目を挙げた。前半の9ホールをボギーなしの3バーディで3アンダー2位タイとし、後半をスタートした政田。出だしの10番パー5でバーディを奪った。その時点で、4アンダー単独首位で回っていた立浦琴奈に並ぶ。そこから14番パー4と16番パー3でバーディを奪い単独トップに躍り出た。

「優勝は素直に嬉しいです。でも13番のボギーと、17、18番の連続ボギーが本当に悔しいです。嬉しいですが、悔しさが勝ちます。きょうは66で回りたかったんです。でも結局スコアを落としてしまったので、6戦はリベンジです。頑張ります!」(政田)

第6戦 PGMシリーズ「Cool Cart Cup」

山口里緒(24)【プロフィールはこちら】

山口里緒が同ツアー参戦3年目にして悲願の初優勝を果たした。2日間競技の今大会で、初日を6アンダー首位タイと好位置で終えた山口。迎えた最終日は1バーディ・1ボギー「72」で回り、そのままトップの座をキープし優勝を挙げた。

「前回のマイナビネクストヒロインの中継を録画で何度も見直して、実況の石井プロと天沼プロの解説で攻め方を勉強した結果です。周りを気にせず、自分のスタイルを貫きました。今までいろいろなスタイルを試してきたんですけど、ようやく落ち着けそうです。本当に自信になりました」(山口)

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■初志貫徹で念願のツアー初優勝「パーオン2パットのゴルフを変えないと決めていた」

第7戦「リオン・ドールコーポレーション/ゼビオグループチャレンジカップ」

佐渡山理莉(23)【プロフィールはこちら】

1イーグル・6バーディ・1ダブルボギーの6アンダー「66」で元JGAナショナルチームの一員でレギュラーツアー出場経験もある佐渡山理莉が念願の初優勝を挙げた。「いい調子ではなかったので、そんな状況でも攻め方とか、考え方で変わる」ことを改めて実感したという。「OBを打っても66で回れるんだなって(笑)」と振り返る。

「今まで結果を考えすぎてしまうところがあったんですけど、今回は結果ではなくて、やるべきスイングや目の前のボールに集中できていました。自信を持てたから集中できたのか、集中できたから自信を持てたのかはわかりませんが(笑)。プロアマと本戦の2日間、最近のなかでは一番自信と集中力がありました。そんなところは、成長したなって感じることができました」(佐渡山)

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■不調のなかで掴んだ念願の初V「OBを打っても66で回れるんだなって(笑)」

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