• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 三浦技研のベストセラー『CB-1008』を越えた!? 新作『TC-101』の実力とは?

三浦技研のベストセラー『CB-1008』を越えた!? 新作『TC-101』の実力とは?

ベストセラー『CB-1008』のバックフェース部がえぐれた、三浦技研の新作『TC-101』アイアン

13日、カスタムパーツメーカー・三浦技研の新商品発表会が埼玉県の練習場にて行われた。発表された新作とは、『TC-101』アイアン。コンパクトなサイズ感で中・上級者やプロが好む形状かつ、トゥとヒールに肉盛りが大きく分散されたTC=ツアーキャビティである。

前作は2016年に発売された『CB-1008』という、三浦技研の中では過去最高の売上を記録した、ベストセラーモデルなのだとか。そして「ベストセラーのCB-1008を性能的に大きく上回った。打ってもらえば分かる」と、同社は新作『TC-101』の実力に太鼓判を押す。

構えた時のシャープな形状やサイズは評価の高い『CB-1008』をそのまま踏襲しつつも、バックフェース構造は大きく異なり、「レンジ別3Dフロー設計」を採用。トゥとヒールに重量配分して寛容性を引き上げつつ、その間の打点エリアをショート、ミドル、ロングアイアン毎に肉厚を最適設定したのだ。

■肉厚が薄いのに『TC-101』の方が球持ちがいい(筒)

ベストセラー『CB-1008』と新作『TC-101』を打ち比べた筒康博も、違いをこのように語る。

「トゥとヒールに重量を分散すると、芯が広くなる代わりに、“打感がボヤける”と感じるモデルも多いですが、『TC-101』はそういったことがないです。やはり、打点エリアにしっかり肉盛を残してあるからか、ものすごく球持ちが長く感じます。前作の方が弾くと感じてしまうくらい、球持ちがいいですね。

綺麗な顔やサイズ感は前作『CB-1008』をそのまま踏襲していますし、ミスに強くなった上、球持ちが良くなったのが『TC-101』という感じですね。肉厚で言えば前作の方が分厚いはずなのに、どうしてここまで球持ちがいいのか、不思議ですが、打つと分かると思います。インパクトでヘッドが動きづらいからかもしれません」(筒康博)

■9ポジションフィッティングで、最適なものを!(淺谷氏)

ちなみに、同社独自のフィッティング方法「FPフィッティング」をさらに進化させた「9ポジションフィッティング」についても説明がなされた。これは一つの番手でライ角が3種類(ノーマル、+2度、−2度)、FP(ノーマル、+2ミリ、−2ミリ)の3✕3=計9つのポジションから最適なものを探せるフィッティングシステム。

同社の専任フィッター・淺谷氏は「2年間で2000人を超えるフィッティングをした結果、従来の常識外の事実が判明しており、例えば、グースネックの方がインパクトロフトが立ってダウンブローに打ちやすいと言われてきましたが、反対です」と語る。

そのため、ゴルファーそれぞれに合うFPとライ角をフィッティングし、その人にとって最適なインパクトロフトで打てるものを見つけ出す必要があるのだとか。「インパクトロフトを適正に立てることが出来れば、しっかりと球を飛ばすことができます。逆に、同じ番手でもインパクトロフトが寝てしまうものを使うと、球は飛ばせません」(同)

なお、同社の「9ポジションフィッティング」は全国2箇所で完全予約制。関西では「姫路市川スタジオ」、関東では「埼玉越谷スタジオ」(越谷ゴルフリンクス内)となる。

関連記事