使い慣れた「SOTO レギュレーターストーブ」で“手作業”の信頼感を思い知る!

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「愛着」を育てるのはスペックだけじゃない。

使い慣れたアイテムでも、そのものに込められた想いや開発背景、ギアとしてのディテールを知ると、見え方が変わってさらに愛着が湧く…。これってキャンプギアあるあるではないでしょうか。

私もつい最近、そんな経験をしました。それがこちらの「SOTO レギュレーターストーブ ST-310」。CB(カセットボンベ)缶が使えて、4本脚で安定感があって…と、かなりの数のキャンパーが愛用している定番バーナーです。

数年前に購入し、あらゆるキャンプの必需品として使い倒していたのですが、最近「これは大切に使わねば…」と思った出来事が。

愛知県豊川市にある新富士バーナーの本社工場

それが、生産工場を見学したこと。

仕事柄、いろいろなメーカーやブランドの方と接する機会は多いものの、なかなか工場などものづくりの最前線を目の当たりにすることはありません。そんな中で、SOTOを展開するメーカー・新富士バーナーの本社にお邪魔する機会があり、せっかくだからと工場の中を見学させていただいたのでした。

普段愛用しているアイテムが、たくさんの金属のパーツから見慣れた形にできあがっていく工程を見てしまうと…。単純ですが、ただ”道具のひとつ”と思っていたものにもたくさんの人が関わり、一つずつていねいに作られていることを実感。家に帰ってから、自分の「ST-310」を何だかしみじみと眺めてしまいました。


徹底した「安全」へのこだわり

たとえばこの燃焼部分。使い込んでいくとだんだんと自然に焼き色がついていきますが、よく見ると新品でも若干の焼き色がついているものがあるそう。それは出荷前に、すべての製品に手作業で一点ずつ火入れをして、問題なく使えるか、ガス漏れがないかを検査しているから。

それは「1個たりともガス漏れを起こさない」という創業者の理念に基づいたもので、どれだけ企業の規模が大きくなり、大量の製品を作っても、変わらず徹底されている大切なこだわりだそうです。

安定した火力を支える「マイクロレギュレーター」もすべて手作業で組み上げられています。複雑な構造ゆえ細かなパーツが多いので、工程によっては顕微鏡も使われていました。

今までは使い勝手の部分にばかり注目していましたが、実際に製品が完成していく過程を見てしまうと、完成品を眺める目も変わるもの。「プレス機で圧着されていたのはこの部分か…」「この中にどれだけのパーツが使われているんだろう…」と、ものづくりのロマンに触れられたような気持ちが込み上げてきます。

とはいえ、どんなギアも飾ったり眺めたりするものでははなく使うもの。生産者へのリスペクトを持ちつつ、自分のキャンプスタイルに合わせてガシガシ使っていきたいと思います。

私の場合はステンレステーブルの上で使うことが多いので、滑り止めにゴムチューブを装着しています。今使っているのは100均で買ったものですが、もうちょっといい色がないかな〜とアップデートを検討中。

使い勝手は言わずもがな、その上生産現場を生で見て圧倒的な安心感もプラスされたので、もう言うことはありません。あとは大切に使い続けて、今以上に愛着の深い相棒にしていければ、と思います!

SOTO レギュレーターストーブST-310

材質:ステンレス
使用サイズ:幅16.6×奥行14.2×11.0cm
収納サイズ:幅14.0×奥行7.0×11.0cm
重さ:330g
使用時間:約1.5時間(ST-760 1本使用時)
付属品:収納ポーチ

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ ST-310

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