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北口榛花(写真:ロイター/アフロ)

「パリ五輪」女子やり投げ金メダルの北口榛花がインスタグラムで感謝と今後の夢について語る

北口榛花(写真:ロイター/アフロ)
パリオリンピックの女子やり投げ競技で見事金メダルに輝いた北口榛花(26)が13日にインスタグラムを更新し、金メダルを獲得した報告と今後の夢を語った。

東京オリンピックの雪辱を果たした北口

2021年に行われた東京オリンピックでは左脇腹痛の影響により12位という成績だった北口だったが、今回のパリオリンピックでは金メダル最有力候補という立場で出場した。

2023年世界陸上ブダペスト大会において66m73という大投てきで金メダルを獲得し、「世界女王」として臨んだ。

東京オリンピック後の多くの大会で優勝し、金メダルへの期待は日に日に高まっていった。

しかし、パリオリンピックを間近に控えた6月にコンディションを崩し国際大会を欠場するなど、暗雲が立ち込める。

ウエイトトレーニングの影響で身体が硬直して動かしにくくなってしまったのだ。

精神的なプレッシャーも計り知れなかったことだろう。

それでも焦る気持ちを抑えながら調整を少しずつ進めていった北口。

少しずつ身体の硬直も和らいでいき、パリオリンピックの予選の1投目では62m58をマークし決勝進出を果たした。

迎えた決勝では、「1投目に65mを超える記録を出し他の選手にプレッシャーをかけたかった」という強い気持ちで65m80をマークした。

北口のキャリアの中で1投目で65mを超えたのは初めてだった。

案の定、他の選手は北口の1投目の65m80という数字にプレッシャーを感じ、思うような記録が出せなかった。

結局誰もこの記録を超えることができず、見事北口は金メダリストとなった。

インスタグラムで感謝の気持ちを報告、今後の夢についても語った

13日に更新した自身のインスタグラムでは、「Thank you Paris ご声援ありがとうございました」と感謝の気持ちを表した。

「小さい頃から夢見てたオリンピックの舞台で金メダルを取ることができました」と金メダルを取った報告をすると、「これからも私は私の投げ方で、夢を追いかけます」と今後に対する気持ちを語った。

北口はパリオリンピック期間中、「夢では毎日70mを投げていた」と語っていた。

もしかしたら北口は本当に目標を70mに定めて突き進もうとしているのかもしれない。

北口ならばそんな壮大な夢も現実にしてしまいそうだ。

4年後のロサンゼルスオリンピックに向けて再び歩みだす北口に今後も注目しよう。

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