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ゴルフ『緑の甲子園』高校男子個人 11アンダーの大嶋港が栄冠「結果に繋がって良かった」

個人戦を制して笑顔を見せる大嶋港(撮影:山代厚男)

<Sky presents 2023年度全国高等学校ゴルフ選手権大会 文部科学大臣旗争奪 第44回男子個人の部 最終日◇9日◇サンヒルズカントリークラブ ウェストコース(栃木県)◇6891ヤード・パー72>

サンヒルズCCウェストC(栃木県)で行われた、緑の甲子園こと「全国高等学校ゴルフ選手権」。個人戦の最終日はあいにくの天候となり、雷雲や落雷の影響で午前11時40分過ぎに競技が中断し、そのまま試合終了となって初日の成績で競技が成立した。高校男子個人の部は、11アンダーで初日首位に立った大嶋港(関西3年)が栄冠に輝いた。

2位に4打差をつけた初日の好プレーについて大嶋は「自分でも少し驚いた部分もあったのですが、ビッグスコアが出せるように練習してきた成果が、大きな大会で出て自信になりました。今までショートゲームやパターが原因で、勝てるとこで勝てなかったりしていたので、練習で重点的に磨いてきたんです。それが結果に繋がって良かったです」と振り返った。

今年は「全国高等学校ゴルフ選手権春季大会」でも優勝しており、2021年には『日本ジュニア』を制したため、高校生活における主要大会で3冠を達成。次の目標については「今年の日本ジュニア、さらに秋に開催される国体で優勝を目指します」と力強く語ってくれた。

2位タイには、7アンダーで渋井晃太郎(ルネサンス1年)、宇田川理茶度(目黒日大1年)、小林尚史(開志国際2年)が並んだ。なかでも目黒日大の次世代ホープ・宇田川は「初日は自分の実力的に満足できるプレー内容でした。ただ、最近はドライバーの調子が少し悪くて、最終日はスタートホールで右に行ってしまったんです。その後のアプロ―チでも失敗するなど反省点があります。今後はよりミスを減らして、コンスタントに上位に入れるように頑張ります」と自分のプレーを冷静に分析した。

また、今大会では初日に長友凛太郎(大阪学院大学2年)と大地悠遥(沖学園2年)がホールインワンを達成。同組でラウンドしていた2人が決めるという、珍しい一幕もあった。15番のパー3にて競技初のホールインワンを達成した長友は「カップに入っているボールを拾い上げる時は衝撃的でした。すごくうれしかったですね」と喜びを語った。

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