【卓球】張本智和・美和はパリ五輪出場でメダル獲得なるか　世界制覇に照準の“最強兄妹”の足跡と未来を展望

智和はパリ五輪制覇へ照準

パリ五輪選考レースにおいて、兄の智和は直近のTリーグ個人戦を制し、453.5ポイントで2位の戸上隼輔に150ポイント差以上をつける独走状態。終盤戦に差し掛かっていく選考会では、早い段階でパリ行きを確定させて本大会へ向けた調整に入るのが個人的なミッションとなっていくだろう。一方の妹・美和は首位の早田（497.5ポイント）、2位の平野（297ポイント）、3位の伊藤美誠（275.5ポイント）という“黄金世代”が上位を独占、順位を7位に落としており、逆転でのパリ行きに向けては正念場を迎えた。ここから各選考大会で上位に立ち続けポイントを重ねることが求められる。

日本卓球界に名を刻む兄妹コンビとして躍進を見せてきた智和と美和。兄は日本史上最高の逸材として、来年のパリ五輪では金メダル獲得を目指していく。そんな背中を追うように若くしてジュニアだけでなく、シニアの世界でも存在感を示している美和は将来の世界女王を見据え、各大会で躍進しパリ五輪選考での逆転代表入りに望みをかけていく。日本が誇る最強兄妹がパリの舞台でともに躍動し、兄妹メダル獲得という偉業を成し遂げることはできるのか。