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「大学ゴルフ国別対抗戦」が新規開催決定! 東北福祉大OB・蝉川泰果は「正直うらやましい 学生にとってプラスに働く」

大学生たちに熱い激励を送った堀川未来夢(下段中央左)と蝉川泰果(下段中央右)(撮影:ALBA)

一般社団法人全日本大学ゴルフスーパーリーグ(UGSL)は10日(月)、東京都内で記者会見を開き、 日本、米国、タイ、韓国、中国の5カ国の大学生が参加する、新規国別対抗戦「パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグby札幌リージェントゴルフ倶楽部」が9月6~8日に北海道・札幌リージェントGC旧コースで開催することを発表した。大会は3日間54ホールのストロークプレーで争われ、団体戦(5人出場で上位4人のスコアを採用)と個人戦が行われる。

その記者会見には、ツアー4勝を挙げている日本大学OB・堀川未来夢とツアー3勝の東北福祉大学OB・蝉川泰果が参加。ふたりはこの大会が今後の日本のゴルフ界にとって、有意義な大会になることを強調した。
 
堀川は、「大学時代に自分は海外の選手とプレーする機会が全くなかった。プロになって初めて全米オープン、全英オープンに出たのが27歳のときで、そこからプレーを大きく変えるのは難しいと思った。大学時代に前もって経験できれば違うのかなと思う」と話し、海外の選手と若い時期に試合できることの重要性を強調した。さらに、大学時代にアジアアマに出場した際、語学で苦労した経験を振り返り「海外の選手とコミュニケーションを取る場としても素晴らしい」と、プレー面以外でも貴重な経験ができる場としても貴重だと続けた。
 
昨年アマチュアとして95年ぶりに日本オープンを制した蝉川は、「正直うらやましい。自分もPGA ツアーの試合に出ているが、もっともっと早くいろんな海外の選手を見たかった。学生にとってプラスに働くのは間違いない」とし、この大会が団体戦も行われることについては「団体戦では、個人戦よりも緊張した。前の夜にご飯が食べられなくなるくらいプレッシャーを感じた。今ツアーで戦えているのは、団体戦のプレッシャーのかかる場面でも(パットを)決めきれるようになったから」と、将来につながる経験が積めると話した。
 
そして、会見に出席した全米ゴルフコーチ協会のダスティン・ロバーツCOOは、「今後はいずれ米国で、日本のトップ選手、大学を招待した競技を実施したい。世界規模の大学リーグを構築できれば」と話した。

この新しい大会が、大学生ゴルファーが大きく成長するきっかけとなることを期待したい。

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