• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • タイガー・ウッズがいよいよ8カ月月ぶりの復帰! 自身のチャリティー大会で

タイガー・ウッズがいよいよ8カ月月ぶりの復帰! 自身のチャリティー大会で

タイガー・ウッズが8カ月ぶりの実戦復帰に挑む(撮影:GettyImages)

タイガー・ウッズ(米国)がついに復帰する。

11月30日、バハマのアルバニーで開催されるタイガー主催の「ヒーローワールドチャレンジ」に出場、4月の「マスターズ」の最終日に右足痛を訴え大会から棄権して以来、約8カ月ぶりの実戦となる。

同大会は2000年1月に第一回を迎え、タイガー・ウッズ基金が主催。当時存命していた父のアールさんとともに大会を運営した。舞台はアリゾナ州スコッツデールのグレーホークGC、18人が出場した4日間、72ホール大会はトム・レーマン(米国)がトータル13アンダーで勝利した。

第2回は同年の12月でカリフォルニア州ロサンゼルス郊外のシャーウッドCC。以来毎年12月に行われる、タイガー主催でトップランカーが出場するオフの名物大会となった。14年にフロリダ州オーランドのアイルワースCCに舞台が移り、インドのオートバイメーカーである現在の“ヒーロー”がタイトルスポンサーになった。15年からは現在のバハマのアルバニーでの開催となり今に続いている。

タイガー自身は01年、04年、06年、07年、そして11年と計5度の勝利。16年には松山英樹も優勝し、タイガーからカップを授与されている。PGAツアーが後援するが非公式大会だが、09年から世界ランキングポイントの対象試合となった。

今年の出場選手は世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)を始め21、22年と大会連覇を果たしているビクトル・ホブラン(ノルウェー)、マックス・ホーマ(米国)、マシュー・フィッツパットリック(イングランド)、全英オープン覇者のブライアン・ハーマン(米国)、全米オープン覇者のウィンダム・クラーク(米国)と世界ランキングのトップ10のうち6選手が参戦する。

賞金総額は350万ドル(約5億2千万円)で優勝は100万ドル(約1億4900万円)、2位は37万5千ドル(約5587万円)と昨今の高額賞金には及ばないが、最下位の20位でも10万ドル(約1490万円)を得る。ちなみに予選落ちはない。

さてタイガーが復帰では常に「タイガーの勝利」が気になるところ。4月に右足首を固定する出術を敢行したタイガーはほぼ公式の場所には姿を現していないし、そのスイング、ショットもジュニア大会などで数回見られた程度。タイガーがどの位置に居るのかは知るすべがないのが現状となっている。

スポーツベッティングのブックメーカーのオッズでは、ドラフトキングがタイガーの優勝へ+8000、トップ5は+850、ファンデュアルは優勝+8000、BetMGMは+5000となっている(*アメリカンオッズ:100ドルの賭け金で得る金額)。また、最も優勝候補に上がっているのはホブランで、ほぼ全社が+400と予想する。タイガーの出場は4位に入った19年以来。同コースでのトップ10入りは2回だ。初日は午前11時52分(米国東海岸時間)にジャスティン・トーマス(米国)とスタートする。(文・武川玲子=米国在住)

関連記事