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後半戦出場権獲得へ正念場 リランキング33位の照山亜寿美は 「トップ10に入って少しでも稼ぎたい」

照山亜寿美はリランキング突破を目指す(撮影:ALBA)

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前情報◇21日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6569ヤード・パー72>

シード選手らを除く選手の出場優先順位をメルセデス・ランキングポイントに基づいて並び替えるリランキング制度。今週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」終了後に、『第2回リランキング』が実施され、シーズン終盤戦の出場優先順位が確定する。

リランキング上位者は今シーズン残り6試合(日本女子オープン、TOTOジャパンクラシック、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く)に出場が可能となり、来シーズンのシード獲得に向けて“追い込み”をかけることができるが、ボーダーライン上の選手にとっては大きな一戦。

プロ8年目の照山亜寿美は、リランキング順位が現在33位。96人が出場できた昨年10月の「富士通レディース」を例にとれば、リランキング28位まで出場枠が降りてきたことを考えると「今週はトップ10に入って少しでも稼ぎたい」と残り試合の出場権確保に向け、今週の試合が正念場となる。

QTランキング34位で今シーズンをスタートした照山は、3月の「アクサレディス」で3位に入るなど『第1回リランキング』を30位でクリア。その後は、トップ10入りはなく、先々週の国内メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」では、6位タイで予選を通過するが、3日目に「80」を叩き、52位タイで終戦。我慢の時期が続いている。

それでも「周りの人からは、あの3日目が2日目じゃなくてよかったよって言われて。予選落ちをしていたら、ポイントも何もなかったし」と悔しい結果に終わった女子プロ選手権の結果も前向きにとらえている。現在のメルセデス・ランキングは84位。上位50位内に入れば来季のシードも得られるため、今週の結果で勢いをつけ、そこも目指したいところだ。

今大会には初出場となる照山。コースの印象は「夏場の試合は、ラフの状態がよくなくて短かったのですが、今週は状態がよすぎてラフが長いから、そこにちゃんと対応したい。ティショットが大事かなと思います」と攻略イメージは湧いている。残り試合の出場権の確保、そして来シーズンのシード獲得を目指す戦いが幕を開ける。(文・神吉孝昌)

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