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19歳になった“天才少女”がエプソンツアーで2勝目! 来季の“LPGAツアー昇格”ほぼ確実に | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

19歳になった天才少女が来年からトップカテゴリーで活躍の予感(撮影:GettyImages)

19歳のルーシー・リー(米国)が米女子下部のエプソンツアー「ツインブリッジズ選手権」(7月8〜10日、ニューヨーク州)で初日からの首位を守って完全優勝。6月の「カロリナゴルフクラシック」に続く今季2勝目を挙げ、優勝賞金3万ドル(約405万円)を獲得した。

11歳で全米女子オープンに出場した時のルーシー・リー【写真】

これでオフィシャルマネーのトータルは10万7241ドル(約1447万円)のトップで、2位に約3万7000ドル(約499万円)の差をつけた。なおエプソンツアーの賞金ランキングトップ10は、来季のLPGAツアー出場権を獲得する。「家族のサポートが本当に大きい。私の可能性をずっと信じてくれている。例え私が自分を信じることができないときでも…」と大きな笑みを浮かべる。

リーが史上最年少記録となる11歳で「全米女子オープン」の予選会を突破したのは2014年のこと。この時には「天才少女」と大きな話題を集めた。まだアマチュア規定変更前の19年には、「アップルウオッチ」のコマーシャルに出演。これが波紋となり、「支払いを受けていなくとも好感度を利用した」としてUSGAが調査する事態にもなった。この時にはアマチュア資格のはく奪には至らず、警告を受けるにとどまったが、いかに注目されていたかが分かる。

同年末、17歳でプロ転向。21年には、出身地のカリフォルニア州サンフランシスコのオリンピッククラブで開催された全米女子オープンで16位と活躍した。今季の平均スコアは69.39でトップ。アンダーパーは27ラウンドで、143個のバーディを奪っている。

「これは私にとっての『旅』。どうやって達成するかは人によって違うもの。だけどあまり興奮しないで、なぜこのゴルフが好きなのかを考えればもっと集中することができる。今はもっとコースでゴルフを楽しむことができる」とリーは言う。来季は大人になったリーがLPGAツアーに登場することになりそうだ。(文・武川玲子=米国在住)

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