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ついに4月から日本でも運用開始! 世界統一の『ワールドハンディキャップシステム』って何だ? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

世界でハンディキャップシステムが統一される(撮影:GettyImages)

20年から施行されていた世界統一の『ワールドハンディキャップシステム(WHS)』が、この4月1日からついに日本でも導入される。自分は競技に参加しないエンジョイゴルファーだから関係ないと思うことなかれ。この新しいハンディキャップを取得することにより、従来とは異なるゴルフの楽しみ方が見えてくるとしたら? そこで、WHSがどのようなものか紹介していく。

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そもそもハンディキャップとは、実力の違うゴルファーが同じ土俵で勝負できるように作られたものだ。仮に平均スコアが72のAさんと平均スコアが90のBさんが普通に勝負をしたら、Aさんがかなりの確率で勝つことは明白といえる。しかし、AさんがBさんに18のコースハンディキャップを与えたらどうなるだろうか。一気に勝負の行方は分からなくなる。同様に、大人数でコンペを行う場合でも、各自に明確なハンディキャップがあれば、誰が勝つのか分からなくなる楽しさが出てくる。

そんなハンディキャップだが、1つ問題があった。ハンディキャップの数字に対する信頼度が世界の舞台では今一つだったことだ。例えば日本なら日本ゴルフ協会(JGA)の規定によって算出されたJGAハンディキャップがある。これは全米ゴルフ協会(USGA)の算出法と同じだが、世界にはほかに、ゴルフ・オーストラリア、英国およびアイルランドのナショナルゴルフ連盟競技会、ヨーロッパゴルフ協会、南アフリカゴルフ協会、アルゼンチンゴルフ協会の5団体があり、それぞれが運用するハンディキャップが存在していた。

したがって、世界大会では各団体が取り決めたハンディキャップを元に戦うことになったわけだ。各団体によってハンディキャップの算出法が異なるため、同じハンディキャップ10.0でも実力に違いが出てくることがあった。当然、そのことに対する不満も生まれていたのだ。

だったら世界共通のハンディキャップシステムを作ってはどうかという話になり、誕生したのが、WHSだ。元々、『ゴルフ規則』、『アマチュア資格規則』、『用具の規則』に関しては世界で統一されていたのに、ハンディキャップだけが世界共通ではないことに対する疑問もあった。それがついに解消されたわけだ。

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