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LPGAのスタッツがより細かく!“データ重視”の取り組みは、スキルアップの後押しに | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

左は開幕戦勝利時のダニエル・カンのスタッツ、右は2戦目勝利時のリディア・コのスタッツ(LPGA公式サイトより)

米国女子ツアー(LPGA)はこれからLPGA選手らのスタッツをより細かく分析を行うことを明らかにし、「KPMG Performance Insights Player Dashboard」と名付けられたプラットフォームで選手にフィードバックしていくことを発表した。

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現在、公式サイトの各選手のプロフィールページで表示されているスタッツは、全部で21項目。ティショットの飛距離、フェアウェイキープ率、バーディ獲得数などシンプルな項目にとどまっていたが、これからはスコアへの貢献度を表す『ストロークス・ゲインド』などのより細かい項目がラウンドごと、大会ごとに数値化されることとなった。

すでに米国男子ツアー(PGAツアー)公式サイトで発表されているスタッツは驚くほどデータが細かく、その項目は数百にのぼる。50ヤードから275ヤードまでのショットは25ヤード刻みで分析され、グリーンに乗った確率、ピンまでどれくらいの距離に寄せたか、そこから何打で上がったかなどのデータが取られている。ティショットを左右どちらに外したか、グリーン周り、パッティングも同様に細かく分析され、各選手の得意不得意が手に取るように分かる。

それほどの細かいデータ化は選手にとって非常にプラスになっている。他の選手に比べてどこが優れているか劣っているかを簡単に判断でき、自身の改善項目の確認やマネジメントに大いに役に立つ。実際にローリー・マキロイ(北アイルランド)やザンダー・シャウフェレ(米国)をはじめ、多くの選手がスタッツを非常に気にしており、常にその数値改善をポイントに挙げている。

LPGAは2021年シーズン途中からデータを収集。期間中、315名の選手から39万3000以上のショットデータを収集することができたと語った。それに基づいて数値化されていくデータは、PGAツアーほど細かくはないものの、LPGA選手らのスキルアップの後押しになるはずだ。

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