名古屋・アンドレシート「去年の自分を超える」Fリーグ月間MVP

名古屋を選んだのは「勝者のチームでやりたかった」

──アンドレシート選手がフットサルを始めたのはいつですか?

 3、4歳ですね。兄がフットサルのゴレイロで、ついて行っているうちに始めました。

──サッカーの経験はありますか?

 サッカーは14〜15歳の2年間、フットサルと両立しながらやっていました。ですが、両立は難しかったです。フットサルではアンダーカテゴリーのスペイン代表に選ばれていたということもあって、より違いを見せられて、活躍できるフットサルを選びました。

──出身地のコルドバは、清水和也選手がプレーした場所でもあります。フットサルが盛んな地域なのでしょうか?

 コルドバ出身でスペイン1部の選手は15人くらいいます。代表にも、6、7人選ばれていますね。コルドバはみんな小さい頃からフットサルをしている地域です。フットサルは、サッカーよりもボールに触れる回数が多いので、テクニックやスペースを活用するために子どもの頃から取り組まれていますし、サッカーよりフットサルから始めるケースが多いですね。

──アンドレシート選手が来日を決めたのはなぜでしょうか?

 スペインで続けることも考えていましたし、オファーも受けています。ただ、一度もスペインから出たことがなかったので、国外でプレーしてみたいという強い気持ちがありました。国外のリーグで、タイトルを目指せる“勝者のチーム”で、緊張感を持ってやりたい。そういったモチベーションがあったので、オーシャンズで戦うことを決めました。

──名古屋のことはもともと知っていたのでしょうか?

 スペインでプレーする選手や関係者であれば、たいていは知っています。以前から所属していた選手から聞くこともありますし、オーシャンズがアジア王者であることは有名です。

──日本でプレーすることを決め、周囲はどんな反応をしていましたか?

 かなり驚いていました。ただし、国外の勝者のチームでやりたい思いとやる気、そこで得られる経験を含め、成長するためにも大事なことだと確信して周りに伝えました。今では、スペインでもFリーグの映像などを見て、応援してくれる友人やファンもいるほどです。

──ではあらためて、今シーズンの目標をお聞かせください。

 去年の自分を超えることです。チームとしては、すでにオーシャンカップのタイトルを獲得できたので、国内では残り2つ、Fリーグと全日本選手権のタイトルを獲ります。

──ファン・サポーターへのメッセージもお願いします。

 いつもサポートしていただきありがとうございます。みなさんがホームでも、アウェイでも応援してくださることで、自分の家にいるような感覚でプレーができています。本当にうれしいですし、感謝の気持ちをお伝えします。これからも毎日、成長できるように頑張っていきます。引き続き、応援よろしくお願いします!

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