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「マイケルを攻撃し、今度は俺だ」ピッペンの“炎上商法”をバークレーがバッサリ!「伝えたいことは直接言え」<DUNKSHOOT>

バークレー(右)は元同僚ピッペン(左)の炎上商法のような姿勢に苦言を呈した。(C)Getty Images
シカゴ・ブルズで2度の3連覇(1991~93年、96~98年)を果たし、黄金時代を築いた1人であるスコッティ・ピッペンは、現地時間11月9日(日本時間10日)に発売された自身初の自伝『Unguarded』で相棒マイケル・ジョーダンへの不満を赤裸々に告白するなど、話題を呼んでいる。

そんななか、ヒューストン・ロケッツ時代の同僚で、殿堂入り選手のチャールズ・バークレーは“炎上商法”とも言うべき姿勢に苦言を呈している。

ピッペンはNBA17シーズンで、6度の優勝に加え、オールスター出場7回(1994年はMVP獲得)、オールNBAチーム選出7回、オールディフェンシブチームにも計10回選出。2010年には殿堂入りも果たした、言わずと知れたオールラウンダーだ。

ジョーダンとも、選手としては「史上最強デュオ」とも言われるほどの連携を誇っていたが、自伝の中で、昨年放送されたドキュメンタリー番組『ザ・ラストダンス』の描写に関して、「マイケルは間違っていた。私たちが勝てたのは、チームバスケットをしていたからだ。私の(NBA入りしてから)最初の2シーズン、ダグ・コリンズがコーチの時はそれをすることはなかった。でも、そこからブルズでプレーできることが格別なものになったんだ。それは私たちが互いのためのプレーを構築してきたからさ。私たちはマイケル・ジョーダンと同じチームでプレーできたことを感謝してるわけじゃない」と本音を漏らしていた。
その矛先は神様ジョーダンだけではなく、1998−99シーズンにロケッツで共闘したバークレーにも向けられ、『SiriusXM NBA Radio』でこのように指摘している。

「私はスーパーチームに加入したと思ったけど、上手くいかなかった。正しいケミストリーが構築できず、我々はみんな年老いていた。自分には合わないと感じた。もう少し周りに若い選手が必要だった。アキームがどれだけ衰えていたかは分からない、正直、チャールズは私が思っていたほど、献身的ではなかった」

当時のロケッツは、オラジュワン(36歳)、バークレー(36歳)、ピッペン(33歳)のビッグ3を擁したが、プレーオフ1回戦でシャキール・オニールとコビー・ブライアント擁するロサンゼルス・レイカーズにあっけなく敗れた。

ただ、ピッペンからの批判を受け、バークレーも米放送局『FOX Sports』のポッドキャスト番組「The Dan Patrick Show」で“反撃”している。

「俺はスコッティが好きだった。非常に良い選手だったと思う。フィル・ジャクソン、マイケルを攻撃し、今度は俺だ。(彼は)ただ大物狩りをしたいだけだ。クリックして、本が売れるのは分かっているからね。

マイケルが『ザ・ラストダンス』で言ったことは本当だった。ただ、マイケルはスコッティを非難する意図はなかったと思う。結局言いたいのは、伝えたいことがあるなら、本じゃなくて直接言えってことさ。スコッティは本を売ろうとしているだけだ。彼が将来的な人間関係や友情を心配しているとは思えない」

渦中のピッペンを中心とした騒動は、しばらく続くことになりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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