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マリー撃破のダニエル太郎に伊メディアが注目!次戦対戦のシナーも「グランドスラムで偶然はない」

全豪オープンで3回戦進出を果たしたダニエル。大物食いはどこまで続くだろうか。(C)Getty Images
グランドスラムで元世界1位を倒したインパクトは絶大だ。

現地1月20日のテニスの「全豪オープン」男子シングルス2回戦で、世界ランキング120位のダニエル太郎が、同113位のアンディ・マリーに6-4、6-4、6-4のストレート勝ちを収めた。

元世界王者のマリーを下したアップセットは、世界の驚きを誘い、ダニエル太郎への関心を高めている。3回戦でヤニック・シナーと対戦するとあり、彼の母国イタリアのメディアも同様だ。

イタリアのサイト『OAsport』は、「タロウ・ダニエルとは何者か」と題した記事で、ダニエル太郎を紹介。2018年にノバク・ジョコビッチを倒した過去を伝え、「確かにセルビア人のキャリア最悪のシーズンではあったが、彼を相手にそれだけのスコア(6−1)」と警戒した。

「彼のような速さと即興的なショットを引き出す力を持つ選手は、シナーを含めたすべての相手を苦しめられる」
また、父親がアメリカ人でニューヨーク出身なのに加え、ロックミュージックやウディ・アレンの映画が好きだとも紹介し、このように伝えている。

「頭の中でジミー・ペイジのリフを流しながらジョコビッチを下したニューヨーク出身の日本人が仕掛ける罠を回避できるかは、シナー次第だ」

『ANSA』通信によると、そのシナーは会見で「3回戦進出はそれにふさわしいということ。グランドスラムで偶然勝ち上がることはない」と、気を引き締めている。

「マリーのような選手を倒すのは大変なことだ。彼はそれができたが、僕はできなかった」

ダニエル太郎は予選でアンドレア・アルナボルディ、ジアン マルコ・モローニ、サルバトーレ・カルーゾとイタリア人の3選手を下している。シナーは「それは知らなかった。気をつけなければいけない」と、油断などあり得ないと述べた。

「このレベルではどの試合も難しい。僕が有利とされているのは確かだけど、それは理論上のことでしかない。多くの様子を考慮する必要がある」

世界10位、第11シードのシナーを相手に、ダニエル太郎は快進撃を続けることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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