• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • タイ→シンガポール→神戸に“ワンタッチ”→高知入り 古江彩佳が23年国内初戦「自分らしく」

タイ→シンガポール→神戸に“ワンタッチ”→高知入り 古江彩佳が23年国内初戦「自分らしく」

鉄人・古江彩佳が国内初戦に挑む(撮影:鈴木祥)

<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 事前情報◇8日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>

昨年の11月以来となる国内戦に臨む古江彩佳が大会前の公式会見に出席し、意気込みを語った。といっても、古江自身はすでに米国女子ツアーを3試合戦い、すでに肩はできあがっている。

1月に米フロリダ州で行われたチャンピオン大会にツアー優勝者の一人として参戦。2週前には「ホンダLPGAタイランド」、そして先週はシンガポールで行われた「HSBC女子世界選手権」で3位タイに入り、好調をキープし高知に乗り込んだ。

「先週がよかっただけに、いい状態ではあるかなと思います」と笑顔で語る。日曜日の大会終了後、「夜中便で関西空港に着いて」と、その足で神戸の自宅に立ち寄り荷物を入れ替え。すぐに南下し、高知に着いたのは月曜の夕方ながら、疲れを見せないのが古江の強みの1つだ。

今週はもともと中国開催の米ツアーに出場する予定だったが、コロナ禍のために大会は中止。「神戸からも近いですし、日本で出られる試合に出たいと思った。アマチュアのときに予選から戦った思い出もある試合なので」と迷わず高知戦にエントリー。疲れ知らずで大会初制覇に挑む。

フロリダではアプローチに違和感を感じるも日本に一度帰国し修正。タイでは弱気なパッティングに苦労したが、シンガポールではこれを改善し、3位タイに入る活躍につなげた。

「早めにトップ10に入れて、焦らないでできるというのはよかった。早めに上位の回数を増やせれば楽になるかな」と、シーズン序盤でのトップ3入りは自信にもつながると同時に、すこしだけ心の余裕も生まれた。あとは波に乗って、日本でも結果を出すことだ。

昨年は10月の「富士通レディース」で同社の所属プロとして大会2勝目を飾り、同一年で日米優勝というシーズンを送った。「変わらず楽しんで、自分らしくできたら」と平常運転を強調する古江。まずは国内勝利を目指し、4日間へと向かう。

関連記事