上田桃子がクラブセッティングとパッティング技術を語る!

パッティングの始動は固まらず丁寧になりすぎない

上田:テークバックの始動ですごく大事にしていることは、丁寧になると、体とクラブが一緒に上がらないので、構えて素振りをして、目標を見てから、目線がボールに戻ったら、リズムはストロークのリズムじゃなく、始動のリズムを大事にしています。お腹でスッと上げる感じです。丁寧になりすぎないことです。

深堀:固まって「よし上げよう」とかすると大変だということですね。

上田:固まると始動のきっかけが無くなるので、人によってはフォワードプレスとかありますけど、フォワードプレスをすると私は、1回クラブが体から外れるイメージが出るので、フォワードプレスはしません。目線が戻ったらバックスイングを始めるという感じです。

深堀:大変、今回も勉強になりました。
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上田桃子(うえだ ももこ)
1986年6月15日生れ。熊本県出身。ツアー通算17勝(2023/6/24時点)9歳でゴルフを始めて、翌年に坂田信弘主催の坂田塾に入門。その後、2005年のプロテストで一発合格すると、07年には『ライフカードレディス』での初勝利を皮切りに、年間5勝をマーク。史上最年少で賞金女王に輝いた。08年からは前年に『ミズノクラシック』優勝で獲得したシード資格で米国ツアーに参戦。その後は米ツアーのシードを失うなど苦しんだが、7年ぶりに日本を主戦場とした2014年に2勝さらに2017年に再び2勝を挙げる。2021年35歳の誕生日に結婚を発表。2022年『富士フイルム・スタジオアリス女子オープン』でミセス初優勝。 

深堀圭一郎(ふかぼり けいいちろう)
1968年10月9日生まれ。東京都出身。1992年のプロ転向。2000年、01年の「住建産業オープン広島」では、続けてジャンボこと尾崎将司に競り勝った。03年の「日本オープン」では、最終日に5打差を逆転して優勝し、自身初の日本タイトルを獲得。05年にはシーズン2勝を挙げて、賞金ランキングは自身最上位の3位に入った。09年後半には、左足裏の痛みが悪化してツアーを離脱し、11年には手術を行った。現在はシニアツアーをメインに参戦しており、2022年コマツ・オープンでシニア2勝目を挙げた。

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