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原英莉花は復帰後初のトップ10入りも… 中止にガックリ「天候には勝てない」

原英莉花は復帰後初のトップ10入りも…。「悔しいといえば悔しい」(撮影:福田文平)

<ニトリレディス 最終日◇27日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6695ヤード・パー72>

2打差を追いかけて最終日をスタートした原英莉花。だが、雷雲接近で中断となり、天候の回復が見込めないため競技が中止に。トータル7アンダーの9位タイで終えることとなり、結果的に復帰後初となるトップ10入りとなった。

朝から悪天候が予報されていたが、雨は降ることがなく予定通りにスタートをすることができた。10ホールを終えて2バーディ・1ボギーと1つ伸ばしていたが、11番をプレー中に競技が中断。そのまま中止が決まった。

その時点で、首位とは4打差。開いた差を埋めるべく、猛チャージに向けてギアチェンジといきたかったが、思わぬブレーキがかかった。「残りホールがあったなかで、最後いいドライバーショットも打てていたので、悔しいといえば悔しい」と不運な中止にガックリ。それでも「天候には勝てない」と状況を受け入れるしかない。

椎間板ヘルニア手術からの復帰後4試合目。4日間大会は復帰してから初めてで、さらに初日から順延が重なり、3日目には28ホールをプレーした。北海道の異常な暑さにも見舞われ、体力的にもタフな1週間。気になる体の状態については、「腰がどうこうっていうよりも、長丁場になると体のコンディションを作っていくのは難しい。日に日にショットが良くない風にいってしまったので、体力も課題だと思います」と振り返った。

来週に同じく北海道で行われる「ゴルフ5レディス」はスキップして、次戦は2週後の今季国内メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」となる。「この気持ちをまた、次の試合で晴らせるように。1週間で調整したいなと思います」。原いわく“うじょうじょ”している精神状態からの脱却、そしてメジャー3冠に挑む。(文・笠井あかり)

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