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「少しゆっくりして試合数を減らそうと」 福田真未がマイペースで目指す3勝目

福田真未、プロ14年目にひとつの決断(撮影:戸村功臣)

<マイナビチャレンジマッチ THE Heroines 2024 本戦(1日競技)◇7日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6465ヤード・パー72>

メルセデス・ランキング29位で今季のシード権を獲得した福田真未は、1月末に自身のインスタグラムを更新した。「2024年の今シーズンは、自分自身と向き合う時間を大切にしていこうと考えております。自分の気持ちと相談しながら出場する試合は精一杯、頑張りたいと思います!!」。

この投稿を見た人からは、なにかあったのだろうか…と心配するような声も少なくはなかったという。だが、本人は「なにかあったわけでもないんです」と笑う。「今年は少しゆっくりして試合数を減らしていこうかなと。ファンの方とか応援に来てくださるので、報告をしておこうと思って投稿しました」。昨年は全38試合中32試合に出場したが、今年は休養を積極的に取り入れていくようだ。

今年でプロ14年目。6月には32歳を迎える。体力面を踏まえての決断でもあるが、ゴルフへの情熱が冷めかけているわけではない。『今シーズンの目標は?』と聞けば、「優勝する!」と即答。2018年「北海道meijiカップ」以来となる3勝目に向けて、気合いは十分だ。

昨シーズンを終え、12月はプロアマやあいさつ回りなどの仕事に奔走。そして1月からは「のんびり」と過ごした。最近では「筋トレ」にハマり、「かっこよくなりたいんです」と上半身や腹筋をメインに鍛えているという。オフの“現在地”としては遅めのペースに見えるが、焦りの色は全くない。

ツアー優勝経験者として、今大会ではマイナビネクストヒロインと戦った。開幕前には「クラブもあまり握っていなかった。でも意外と打てていますね」とゴルフの状態について話していたが、“ブービー”の39位に終わった。それでも「みんな上手。練習しないと!」と笑顔で話すなど、最後まで大会を盛り上げていたのが印象的だった。

同コースが舞台になるシーズン開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」からの2試合はスキップし、3戦目の「Vポイント×ENEOS ゴルフ」(3月15~17日)が今季初戦となる予定。オフの実戦で得た課題も手にしながら、ここから徐々に新シーズンに向けてギアを入れ、3勝目へとまい進していく。

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