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ドバイで今季初白星を挙げたジョコビッチ、米国大会出場には懐疑的「今は入国できないし、僕は大会を選べない」<SMASH>

無事ドバイ大会で初戦を突破したジョコビッチだが、来月のBNPパリバ・オープンには現時点で出場が許されず、状況を見守るとしている。(C)Getty Images
オーストラリア入国問題で世界的な騒動を巻き起こし、2月21日に開幕した男子テニスツアー「ドバイ選手権」(2月21日~26日/UAE・ドバイ/ハードコート/ATP500)で今季初戦を迎えた世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。注目の1回戦は19歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/世界ランク58位)と対戦し、6-3、6-3のストレートで勝利した。

現在もワクチン接種を完了していないものの、選手に事前のワクチン接種を義務付けていない今大会で予定通り出場を果たしたジョコビッチ。依然として豪入国騒動の余波が続く中、テニス界のスーパースターに会場のファンからは大歓声が巻き起こった。

昨年末のデビスカップ(国別対抗戦)以来となる80日ぶりの公式戦出場となったジョコビッチは、7度のブレークのピンチを全て凌ぎきり、自身は計3度のブレークに成功。我慢のテニスを強いられながらも、75分で勝利を手にした。

「いいプレーとミスが両方あったけど、ブランク明けはだいたいこんな感じになる。今日の結果には満足しているよ」と喜びを表現したジョコビッチは、現段階でエントリーしている「BNPパリバ・オープン」(3月10日~20日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)の出場可否にも言及。大会主催側と米国がワクチン接種を義務化していることを踏まえ、次のように語った。
「今、僕はインディアンウェルズには行けないし、アメリカにも入国できない。グランドスラムやマスターズの一部でベストを尽くすことを念頭に置いていたけど、今は明らかに状況が違う。本当に僕は(大会を)選ぶことができないんだ」

それでも34歳は「現時点ではプレーすることはできないけど、何が起こるか見てみようと思う。もしかしたら、今後数週間で状況が変わるかもしれないからね。チャンスがあればどこにでも行ってプレーしなければならないだろう」と希望を捨ててはいないようだ。

大会に出場することさえも難しくなっている状況を考慮すれば、ドバイでプレーできるのはジョコビッチにとって何よりも喜ばしいことなのかもしれない。初戦を突破したことで安心感も得たはずだ。現地2月23日夜に行なわれるカレン・ハチャノフ(ロシア/26位)との2回戦でも、ジョコビッチらしい安定したパフォーマンスを見せてもらいたい。

文●中村光佑

【PHOTO】テニス史上に残る名プレーヤー!ノバク・ジョコビッチの厳選ショット

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