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池に消えたプロ初優勝を今年こそ 内田ことこは基礎固めの冬を越え本格デビューへ【注目ルーキー報告書】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

内田ことこも開幕戦からレギュラーツアーで戦っていく(撮影:GettyImages)

3月3日開幕の「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける今季の国内女子ツアーで、今年もフレッシュなルーキーたちが本格的にプロゴルファーとしての第一歩を踏み出す。そこで昨年末に行われたQTで上位になり、レギュラーツアーを主戦場に戦う選手を紹介。今回は内田ことこ(QTランク26位)。

内田ことこのドライバースイング連続写真

昨年12月、内田はプロ転向を果たした1年を締めくくる大会で“優勝争い”を繰り広げていた。同年6月に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が行った最終プロテスト合格者(93期生)のみが出場する「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」。ここで桑木志帆とのプレーオフに臨んだ。その1ホール目。「緊張していた。ミスでしたね」と、セカンドショットが無情にも池に飛び込むことに。これでタイトルを逃したが、それでも「2日間、同期のみんなに会えて楽しかった」と笑顔をみせた。

北海道の空知郡南幌町出身。北海学園札幌高を卒業し、初受験となった昨年のプロテストで一発合格した。そのすぐあとに行われた地元大会の「ニッポンハムレディス」でプロデビューを果たすなど、この年にはレギュラツアー4試合に出場。いずれも予選落ちとなったが、しっかりと経験値を積み上げた。QTランク26位の資格で、今季レギュラー前半戦のほとんどの試合に出場できそうだ。

「毎週試合になると思うので、自分の修正力だったり、基礎となる部分を再確認してやっていきたい」。プロとして初めて迎えるオフは、基本に立ち返り足りないものを埋めた。シーズン第2戦「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフ」が行われる高知県の土佐CCなどトーナメントコースも回り、準備を進めてきた。

このオフには、前述の新人戦を特別協賛する加賀電子と所属契約を締結。心強い後ろ盾も得た。本名は内田琴子だが、同姓同名の選手がいたため、昨年登録名を変更。“ことこ”の名を広く知らしめる活躍を期待したい。

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