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シニアサッカー中村篤次郎 ATSUO NAKAMURA Vol.3「Jクラブにシニアチームを持ってほしい」

シニアサッカーの未来予想図

――シニアサッカーは今後どうなっていくと思いますか。

これだけシニアの大会の情報が発信されていれば、じゃあ自分もちょっとやってみようかなと思ってくれる人が増えていくはず。そうなれば日本のサッカーのためにもなるだろうし、生涯スポーツにおいてもすごく有益なことだと思っています。個人的に問題だと思っているのが、Jクラブが今各都道府県に1クラブ以上あるような状況になってきているにもかかわらず、トップの下にアンダーカテゴリーしかないわけですよね。

――確かに、Jリーグでシニアチームを持っているという例はほとんど聞きません。

オーバーカテゴリーのチームを持っているJクラブは1つもないわけです。例えば総合型地域スポーツクラブを標榜していたり、生涯スポーツで健康になりましょうと言っているにもかかわらず、そこはまだ触れられていないところなんですよね。だからこそJクラブが本来はシニアのクラブをちゃんと作って、同じエンブレムでOB選手だけでなく、それがサポーターでもスタッフでもいい。そういうチームができて、こういった大会に参加したり、ゆくゆくはJクラブのシニア選手権が開催されても良いと思っています。そういう世の中を作っていきたいと思っています。

――壮大な話にも聞こえますが、その確かな一歩目がこの大会というわけですよね。

そういった未来予想図というのをちゃんと描いています。オムロンヘルスケアさんのような大企業が賛同してくださった理由の一つに、こうした未来の可能性も入っているのではないでしょうか。また、近い将来JリーガーのOBチームを招聘するということを視野に入れています。もしくはどこか特定クラブのOBチームとか、クラブの名前がついたチームを1チームでもいいから招待したいなと。さらに発展させるならば、「シニアワールドカップ」というのをやりたいんです。例えばオムロンヘルスケアさんも、やはり世界に拠点があるわけですよね。その拠点があるところからチームを出してもらったり、サポートしていただいて日本に来ていただくということができればいいなと。

――最後にシニアの選手たちに向けてメッセージはありますか?

今回、大会の運営を福島県の尚志高校サッカー部の生徒たちが18人も来てくれました。この大会に出場するような選手たちには、「こんな大人がいるんだ」「40や50になってもこうやって真剣に遊んでいる人たちがいるんだ」という目標になってほしいと思っています。また、次のステージとしては50歳以上の大会をやりたいです。今40代の人たちはいつか必ず50代になり、60代になっていくので、年齢のカテゴリーを徐々にあげて、大会を増やしていくことも課題の一つになっていきます。それからガチンコはちょっと……という人たちにも門を閉ざしているわけではないので、レベルに合わせて楽しめる舞台も用意できたらなと思っています。

――まだまだ、たくさんやりたいことがあると。

はい。いろいろな未来予想図があるからこそもっと仲間を増やさなければ、その夢を実現させることはできないと思っています。だからそれを実現するための行動力と実行部隊の仲間が必要なので、我々の理念に賛同してくれて信頼をおける仲間をこれからもっと増やしていきたいですね。

Vol.1「40歳以上が真剣に遊べる場所をつくる」
(ハイパーリンクURL)
https://ssn.supersports.com/ja-jp/articles/5fc4b19a7de7fd51c20ace12

Vol.2「本当はこの大会に出てほしくない」
(ハイパーリンクURL)
https://ssn.supersports.com/ja-jp/articles/5fc4b2dcfe0298563f54f492

■プロフィール

中村篤次郎(なかむら・あつお)
1970年、神奈川県横浜市生まれ。不動産営業を経て、ツエーゲン金沢の立ち上げに携わり、初代GMに就任。その後、FC東京の営業部を経て、メットライフ生命にて保険コンサルタントとして働く。会社員のかたわら、毎週末サッカーをプレーするアマチュアフットボーラー。ポジションは主にサイドバック。「全国シニアサッカー大会O-40」、通称“裏選手権”を発起人・プロデューサーとして立ち上げる。

■クレジット

取材・構成:Smart Sports News 編集部

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