ランタンおすすめ35選!利用シーンから考える「選び方」の基本を解説【2023年最新】

元記事はこちら:ランタンおすすめ35選!利用シーンから考える「選び方」の基本を解説【2023年最新】


暗闇を照らすランタンはキャンプの必須アイテム

出典:PIXTA

ランタンは持ち運びができる小型の照明器具です。主にキャンプなどのアウトドアシーンで使用しますが、ソーラー発電や懐中電灯機能を搭載したものも多く災害時にも活躍します。最近ではスピーカー付きのランタンやキャンドルのようにゆらぐ光を再現したランタンなどおしゃれで機能的なランタンがたくさん販売されています!


4種類のランタンを徹底解説

ランタンは、使用する燃料によって大きく4種類に分類されます。

  • ガスランタン
  • LEDランタン
  • オイルランタン
  • ガソリンランタン

それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。

LEDランタン

LEDランタンは、電気の力で明かりを灯すランタンです。「充電式」と「電池式」の2種類がメインですが、最近は手回し式やソーラー充電ができるものも多く出ており、防災用にも役立ちます。メインで使える大光量のものから携帯用のコンパクトなものまで、さまざまなメーカーでいろいろなデザイン・サイズのものが流通しています。

  • メリット

LEDランタンのいちばんのメリットは、安全性の高さです。うっかり触ってもヤケドの心配がなく、倒しても火事にならないので子どもがいる家庭でも安心して使えます。スイッチを押すだけで付けられる手軽さも魅力です。安いものは1,000円前後で購入できるなど、比較的手頃な商品が多いのも特徴。使いやすいので「テント内用」「持ち歩き用」などいくつか用意しておくと重宝します。

  • デメリット

火を使わず、扱いが楽なLEDランタンですが、裏を返せば人工的で味気ない、というデメリットにもつながります。光の色や雰囲気が変えられる製品もありますが、LEDの光はどうしても人工的なイメージになってしまうので、キャンプならではの手間や雰囲気を楽しみたい方には少し物足りないかもしれません。

ガスランタン

ガスランタンは、その名のとおり「ガス」が燃料。アウトドア用に作られたOD(アウトドア)缶と、カセットコンロによく使われるCB(カセットボンベ)缶の二種類があります。ランタン本体、ガス缶ともにさまざまなメーカーの製品があり、それぞれ規格が少しずつ違うので、必ずランタンの説明書に記載されている純正品を使うようにしてください。

  • メリット

ガスランタンは操作がシンプルで、燃料の交換も簡単なので手軽に使えます。光量の多いものから、キャンドルタイプまでアイテムの幅が広いのも特徴。ほっと落ち着くような、燃料系ランタンならではのあたたかみが楽しめます。

  • デメリット

ガスランタンは燃焼時間が短く、燃料コストがかかる点がデメリットです。長時間使用する場合は追加の燃料を用意する必要があり、使用後のガス缶も荷物になります。また、火器なのでテント内では使えません。

オイルランタン

オイルランタンはパラフィンオイルや灯油を燃料に使用します。種類は主に「非加圧式」「加圧式」の2つ。加圧式は光の強さが特徴ですが、使用前に空気で圧をかける「ポンピング」という作業が必要です。非加圧式はオイルに浸した芯に着火します。アルコールランプのようなシンプルな構造なので扱いやすく、初心者におすすめです。

  • メリット

オイルランタンはガソリンやLEDと比べると明るさは少し劣りますが、雰囲気の良さはピカイチ!クラシカルなデザインのものも多く、テーブルランタンとして使うとおしゃれなサイトを演出してくれます。燃焼系ランタンの中では、燃料が比較的安価で燃焼時間も長いため経済的

  • デメリット

オイルランタンは一酸化炭素中毒や火災のリスクがあるためテント内では使用できません余った燃料の処理や、メンテナンスにやや手間がかかる点もデメリットです。

ガソリンランタン

ガソリンランタンはガソリンを燃料にしたランタンで、着火の際は「ポンピング」と呼ばれる、燃料タンク内に空気圧をかける作業が必要です。大半の商品は車のガソリンより純度の高い「ホワイトガソリン」を使用します。ホワイトガソリンは1Lや4Lの缶入りでホームセンターなどに売られています。

  • メリット

燃焼時間が長く、冬でも安定した火力を維持できます。燃焼系のランタンの中でも明るさは断トツで、広いサイトのメイン照明としても活躍します。

  • デメリット

日本のガソリンランタン市場はほぼコールマンの独占状態と言っても過言ではなく、デザインのバリエーションが幅広くはありません。また、ゴォーという特有の燃焼音もするため、中にはうるさく感じる人も。ガスランタン、オイルランタン同様テント内では使用できず、メンテナンスも必要ですが「手間がかかるほど愛着が湧くキャンプギア」と人気を博しています。


関連記事