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来年のプレジデンツカップ、世界選抜もキャプテン選出が6名へ、LIV選手の出場は?

前回大会で勝利をおさめた米国チーム(撮影:GettyImages)

来年は2年に一度の米国と世界選抜チームが戦うプレジデンツカップ・イヤー。2024年9月27〜29日、カナダ・モントリオール郊外、ザ・ロイヤルモントリオールGCで開催される。

その選手の選出方法の一部変更が24日発表され、世界選抜のキャプテンピックがこれまでの4名から米国と同じく6名へと変更される。ジム・フューリク率いる米国チームは、23年1月〜24年8月24日までのプレジデンツカップポイントの上位6名、さらにフューリク主将が6名を選出する。

世界選抜の主将はマイク・ウィア(カナダ)でこちらは世界ランキング上位6名とウィア主将が6名を選ぶ。またプレジデンツカップへ出場できるのは米国、世界選抜チームともに「PGAツアー、及びPGAツアー共催試合に出場資格がある選手」とされた。現状ではLIVゴルフを戦う選手はPGAツアーに出場することができない。

今年9月に開催された米国と欧州がチームで戦う“ライダーカップ”、米国側の主催はPGA・オブ・アメリカで、LIVゴルフの選手も同協会のメンバー資格を有することができる。ブルックス・ケプカ(米国)はLIVゴルフに参戦するも全米プロ選手権を制しメジャー5勝目、ライダーカップにはポイントでの出場資格を得てローマで開催されたライダーカップに米国チームとして参戦を果たした。

22年のプレジデンツカップの世界選抜チームはキャメロン・スミス(オーストラリア)、ホワキン・ニーマン(チリ)、エイブラハム・アンサー(メキシコ)らがすでにLIVゴルフに移籍、その結果トレバー・イメルマン(南アフリカ)は6名をキャプテン選出することを余儀なくされた。

現在PGAツアーとLIVゴルフの統合が進んでいるが、現状ではLIVゴルフ選手にPGAツアーの出場権はなく、来年もプレジデンツカップへの出場もできないことになる。(文・武川玲子=米国在住)

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