• HOME
  • 記事
  • バスケットボール
  • ワクチン接種を巡ってNBAレジェンドが舌戦。マスク着用拒否のストックトンにジャバーは「支離滅裂」<DUNKSHOOT>

ワクチン接種を巡ってNBAレジェンドが舌戦。マスク着用拒否のストックトンにジャバーは「支離滅裂」<DUNKSHOOT>

マスク着用拒否で母校の試合に出入り禁止となったストックトン(右)と、それに苦言を呈したジャバー(左)。(C)Getty Images
 NBAでは選手の97%が新型コロナウイルスのワクチンを接種済みと発表されている。

 しかし、ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングはワクチン未接種で、制限のないニューヨーク以外での試合のみ出場する“パートタイム”起用がフォーカスされるなど、依然として乗り越えるべき課題は多い。そのなかで、殿堂入りを果たしているレジェンドたちがコート外で“舌戦”を繰り広げている。

 リーグは選手に対してワクチン接種を義務付けておらず、出場の可否はアメリカ各州のルールに則っている。例えばサンフランシスコは昨年8月、12歳以上を対象にレストランやバー、クラブ、ジム、バスケットボールの試合を含む大規模な屋内イベントの参加には予防接種証明を提示するように要求。ニューヨークでもプロアスリートが屋内のアリーナでプレーするのに、ワクチン接種証明書の提出が義務化されている。

 そのなかで、通算1万5806アシスト、3265スティールのNBA記録保持者である名ポイントガードのジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ)は、“アンチ・ワクチン派”として知られている。「ワクチン接種により全盛期にある100人以上のプロアスリートがピッチ、フィールド、コートで倒れて亡くなっている」と事実とは異なる主張を発信して波紋を呼んだ。
  そのストックトンは先日、母校ゴンザガ大の試合観戦で義務付けられているマスク着用を拒否したため、2022-23シーズンまで出入り禁止処分となっている。

 元NBA選手のデトレフ・シュレンプ(元シアトル・スーパーソニックスほか)は「クレイジーだ。我々はロールモデルとならなければいけない立場なのに、(ストックトンには)失望した。何の役にも立たない」と呆れ顔でツイートをしていた。

 さらに、ストックトンの言動に釘を刺したのが、NBA歴代1位の通算3万8387得点を誇るカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)だ。パンデミック以降、ワクチン接種を推奨してきたレジェンドは、『CNN』で「そのようなコメントはアスリートを頭の悪い人間に見せてしまう」と物申している。

「ジョン(ストックトン)が言っていることは支離滅裂だ。これ(ワクチン)は様々な状況で役立つ予防策だ。ワクチンに対するジョンのリアクションは極端で、現実や事実に基づいていない。事実を確認すれば、ワクチンが命を救い、新型コロナウイルスによる深刻な症状を引き起こす事態を防いでいると理解するだろう。一晩でウイルスを排除することはできないが、死や深刻な病になるのを防ぐ」

 接種するか否かは個人の自由とはいえ、生死にも関わる問題だけに、大きな影響力を持つ元スーパースターの発言は今後も注目を集めそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

関連記事