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惜敗のリベンジ達成 ローリー・マキロイが大会新4勝目「シーズンのスタートとしては最高」

ローリー・マキロイ(中央)は両親と記念撮影で笑顔(撮影:GettyImages)

<ヒーロー・ドバイ・デザートクラシック 最終日◇21日◇エミレーツGC(アラブ首長国連邦)◇7428ヤード・パー72>

1打のリードを持って、単独首位で最終18番に入る。ローリー・マキロイ(北アイルランド)にとってこれは先週と全く同じ状況だった。今年自身初戦となった「ドバイ招待」ではトミー・フリートウッド(イングランド)にリードしていたが、18番でマキロイがボギー、フリートウッドがバーディとしたことで逆転を許した。

だが、同じ失敗は繰り返さなかった。今週の18番パー5ではティショットを丁寧にフェアウェイに運ぶと、グリーン右手前に大きく広がる池を避けるようにしてレイアップし、3オン2パットのパーで締めた。後続に追いつかせず、トータル14アンダーで逆転優勝。連覇を達成した。

「みんなが僕以上に大騒ぎしていたと思う。タイミングが悪かった」と思い返す先週のミス。それでも、気持ちを切り替えるのは簡単だった。「先週はネガティブな面よりもポジティブな面の方がずっと多かった。だから今週はとてもいい状態で臨めた」。起きがちな左へのミスを消すために、頭の中を整理し続けたという。

2009年、15年、23年に続く大会4勝目を飾った。これはアーニー・エルス(南アフリカ)の3勝を上回る新記録。ドバイで通算6つめのタイトルを掲げて、その好相性ぶりを見せつけた。「僕のキャリアとドバイでの時間は密に関係していると感じている。ドバイはどこよりも多くの勝利を手にしてきた地域であり、都市だ」。

2位、1位で2024年シーズンをスタートさせた。今年は4月の「マスターズ」までに「試合を積み重ねて万全で臨みたい」として、キャリアグランドスラム達成にこれまで以上に意欲を見せている。「シーズンのスタートとしては最高だね。これを土台にするのは素晴らしいこと」。快挙達成に向けて、ここから一歩ずつ進んでいく。

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